秋元健治著「原子力推進の現代史」を読んでみた
August 12, 2015 – 11:53 am今日(8月12日)、鹿児島県川内原発が再稼働された。福島原発事故から4年半が経過した今、あの大事故を経験した我々は、我が国の原子力分野における歴史を再検証し、原発再稼働の是非を含めて、原子力の将来について吟味することが必要と考える。
近所の公立図書館で、本書「原子力推進の現代史」をみつけた。副題は「原子力黎明期から福島原発事故まで」となっている。福島事故に至る原子力を取り巻く歴史を知るうえでひとつの参考になるのではとの思いで本書を読んでみた。
読後感を一言で述べるなら、なんとも不思議な「歴史書」を読んだというところだろう。表現は悪いが、原子力の歴史というより原発スキャンダルの単なる羅列というような印象を受けてしまった。
本書を読んだという記録を残すという意味でメモしておいた。 (続きを読む)