CentOS5のインストール

November 29, 2007 – 8:40 pm

我が家の組み立てパソコンをLinuxマシーンにしようということで、いろいろ検討した。結果、ディストリビューションとしてCentOS5を採用し、インストールすることにした。数年前(6年位前だったと思う)にも、富士通製のWindows98用PCが旧くなったということで、これにLinuxをインストールしたことがある。そのときは、TurboLinuxのパッケージを購入、試した。このときには、X-Windowシステムを動作させると、計算機リソースが非力で使い物にならないということで頓挫した。5年経った今、Linuxがどんな進化を遂げているか、さらにPentium4を乗せたマシンではどの程度の性能になるか、興味津々で、インストールを開始した。

Linuxを導入するには何から始めればいいのか?条件は、まず、無償で入手できること、安定して稼動することの2点である。これを知るため、まず、ネット上で、いろいろ探索することにした。Googleで検索すると、日経BPがITproなるサイトを運営しており、ここで、Linuxの現状を把握することができそうである。結果、Linuxとして公開されているさまざまなソフトは、Linuxディストリビューションとしてパッケージ化されており、このディストリビューションには何種類もあるということらしい。まず、Linuxを導入しようとする場合、どのディストリビューションを選択することから始めなければならないようである。

各種ディストリビューションの特徴をネット上で調べると、わが方の条件、無償で安定稼動ということから、CentOSとVineLinuxのふたつのディストリビューションが適合しそうと思えた。VineLinuxは、Winkipediaによれば日本国産のディストリビューションということである。初心者には易しくできているらしい。一方、CentOS5は、商用ディストリビューションのRed Hat Enterprise Linux5(RHEL5)との互換性が特徴である。CentOSのオフィシャルページで、そのDocumentationを開いてみると、実にRed Hat Enterprise Linux 5.01のマニュアルがそのまま掲載されている。知的所有権という意味で問題はないのか?どうやら機能、構成という点から考えると、CentOSはRed Hatそのもののようである。

RedHatは、勤務していた会社で使用していたこともある。それに、Linuxディストリビューションとしては、おそらく世界最大のシェアを占めているはずである。これが無償で入手できるということであるなら、使わない手はない。CentOS5をインストールしてみることにする。問題が起きたら、また、そのときに考えればいいだろう。Linuxビギナーとしては、最良の選択の筈だ。

CentOSのオフィシャルサイトからi386版のパッケージをダウンロードすることにする。わが国には、6種類のミラーサイトが存在する。このうちから、多少、馴染みのある理研のftpサイトから6つのisoファイルをダウンロード、これをCDに焼き付けて6枚組みのCD版パッケージを作成。これを我が家の組み立てパソコンに差込みインストールを開始。この間の作業、特に困難は無かった。ただ、注意点としては、CDへの焼付けに際しては、通常のファイルコピーではなくCD焼付け用のソフトを使用することぐらいか?初心者の私、通常のファイルコピーを使い、CDを1枚、無駄にしてしまった。

CentOSのインストールは、画面上に現れるインストラクションに沿って、作業を進めるだけで、特に問題がない。ただ、インストールした後で考えると、ディスクのパーティションをどうするかなど、後々のシステム運用とのかかわりで、多少、慎重に考えることも必要であったかもしれない。経験を積んで、システムを高度化する場面で考えることにしよう。


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