新型のHarinacs を使ってみた

March 4, 2015 – 4:59 pm

4年前に「針のないホッチキス『ハリナックス』Harinacs を使ってみた」を書いた。最近、この改良版の新型のHarinacsが販売されていることを知り、購入し、使ってみた。なかなか良い。完璧とは言えないが、及第点を与えることができる文具ではないか、と思う。
使った感想をメモしておいた。


Harinacs新しいHarinacs はいままでのとどこが違う: 新型のHarinacsと4年前に購入しのとの違いは紙の綴じ方にある。新型のHarinacsでは、紙と紙とを「機械的に」圧着することで綴じる。一方、旧型では、紙に複数の切り込みをし、切り込みの一部分を折り曲げ、この先端を他の切り込み部に差し込むかたちで紙を綴じる。切り込みを作ることにより、綴じる紙に「大きな」穴を開けてしまう。

新旧のHarinacsで紙を綴じた写真を右に掲げる。写真の上部でギザギザになっているところが新しいHarinacsで圧着し綴じたところだ。そして下部の穴の開いてるところが旧型のHarinacsを用いているところ。旧型に比べて、新型の綴じ部は小さく、小型ホッチキスの針の後ろ面と同じくらいの大きさになっている。

新型Harinacsの綴じ強度は?: 当然のことながら、綴じ強度は、金属製の針(通常のホッチキス)、旧式のHarinacs、そして新型Harinacsの順になる。新型Harinacsによる綴じ部、圧着部は小さく頼りない感じがなくはない。綴じ強度を必要としない個人的な資料の整理には問題ないのではと思う。

難点は?: 綴じ強度を別にすると、難点としては、綴じしろを変化させることができないところ。理由はよく分からないが綴じしろが小さい。ひょっとしたら圧着部が印刷のインクと重なることを嫌ったのかもしれないが、綴じしろ幅が小さいのは頼りない感じを与える。

文具としては、まあまあの及第点といったできばえ、と思う。


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