SSD(Solid State Drive)上にCentOS5.5(64bit)をインストール

September 12, 2010 – 10:48 am

久しぶりに秋葉原にでかけたらSSD(Solid State Drive)のキャンペーン(Windows 7の立ち上げ時間をSSDと通常のHDDで比較するデモ)をやっていた。確かにSSD搭載マシンは速い。このキャンペーンに目がくらみ、INTEL X25-M SATA SOLID-STATE DRIVEを購入。このうえに、CentOS 5.5(64bit)をインストールしてみた。


今回、購入したSSD、容量は80GBで価格は(ソフマップ店頭で)18,800円だった。1TBのHDDが5,000円程度で購入できることを考えると、かなり高い。そのうえ、素子に寿命があることを考えると、まだまだ、これがHDDにとって代わるとは考えられない。

とはいうものの、技術的な興味はある。SSDとは、どのようなものかを考えるには良い機会だということで、購入した次第。多分に、衝動買いの類だ。

PCへの取り付け: SSDの(自作)PCへの搭載は、アダプタの取り付けが必要なこと以外には、通常のHDDの取り付けと変わらない。

SSDに付属していた注意書きには、

インテルは、このソリッド ステート ドライブを専門家に取り付けてもらうことを推奨しています。ソリッド ステート ドライブを取り付ける前に、PC製造元のユーザーマニュアル、および同梱CDの収録内容をお読みください

となっているが、SATA仕様のHDDドライブを受け付けるものであれば、なんら問題はないように見受けられる。

因みに、今回SSDを搭載したPCのマザーボードは、P7P55D、CPUはCore i5-750である。

CentOS5.5(64bit)のインストール: SSD上にCentOS5.5(64bit)をインストールした。インストールの手順は以下のようなもの

  • 理研のダウンロードサイト(ftp://ftp.riken.jp/Linux/caos/centos/5/isos/x86_64/)よりDVDisoイメージファイルをダウンロードし、isoイメージファイルのDVDへの焼付け。DVDファイルへの焼付けはWindowsマシン上で行い、「DVD Decrypter」を使用。なお、64bitのCentOS5.5はDVDの2枚組みになっている。
  • 作成したDVDを用いてインストール作業をおこなった。基本的には、インストーラの指示にしたがって、インストール作業を実行。ここで、原因は定かではないが、インストール時にDriveのフォーマットをする直前に「例外」が発生するが、再度インストールを試みると、問題なくインストール作業を進めることができた。

インストールしたのみで、特別な設定作業をおこなってはいないが、CentOSとSSDの相性には、上記したフォーマット時の問題を除いて、特には認められなかった。

SSDとは: 後々の参考のために、ウィンキペディアの説明を参考に、SSDとはどのようなものであるか、簡単にメモしておいた:

SSD(Solid State Drive) は、フラッシュメモリ等の半導体素子を用いた補助記憶装置の1種である。主にフラッシュメモリを使用し、ハードディスクドライブに代わる補助記憶装置である。PCへの取り付けは、従来のHDDと同様になっている。
従来のハードディスクと比較すると次のような特徴がある:
【利点】高速でデータの読み書きができ、また省電力である。物理的な稼動箇所がなく静穏で振動・衝撃に強い。
【弱点】高価である。また、数万回の書き換えで素子が破壊されることから、一般に、HDDよりも寿命が短かい。コントロール側で書き換え箇所の重複を防ぐなどの工夫が行われている。

ひとことでいうと、高速のRead/Writeが可能なフラッシュメモリを束ねて、実効的に従来のHDDと同様の機能を持たせた補助記憶媒体といってよさそうだ。

今回の作成した構成で、今後、いろいろ試してみる予定だ。我がサーバの次期モデルをどのようなスペックにするのか、そろそろ考えねばならない。


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