ミシェランの星付きレストラン数 東京が最高!

November 24, 2010 – 6:18 pm

日経(11月22日付)の記事(「週目点」)に「都市別の星付きレストラン数」がでていた(右図)。これを見ると、2010年版ミシェランガイドに星付きとして掲載されたレストランの数は世界で東京が最も多いという。そして、今日2011年版のガイドが発行され、星付きレストランの数が増えたとのニュース。最近、地盤沈下激しいといわれる我が国、日本、まだまだやれるではないかとうれしくなる。


ミシェランガイドの東京版: 冒頭の図は、昨年のガイドをもとに作ったもの、今年度(2011年)版についてはミシェランのオフィシャルページをのぞいてみたら今日発行されたようだ。これをみると、「東京・横浜・鎌倉2011」には「三ツ星が14軒、二つ星が54軒、一つ星が198軒に」なったようだ。

冒頭の日経の記事では、

昨年の東京版は三つ星が11店で、二つ星と一つ星をあわせた星付きレストランの数は197店と世界の都市の中で最も多い。今年10月に発売した京阪神版はそれぞれ12店、243店と昨年の京都・大阪版より大幅に増え、今回の東京版にも期待が高まる。

となっている。

今年は、横浜・鎌倉が付け加わったということもあるが、三ツ星は全て東京で、12店から14店に増加。二つ星と一つ星レストランを東京だけでみると226店になっており、昨年版にくらべて約1割の大幅増となっている。慶賀の至りだ。

私には縁がないレストランではあるが: 星を獲得したレストランいずれについても、私がでかけることのできない高級店と思う。そのあたりをミシェランも気にしたのであろう。今年版から新しいシンボルマークを加え、一人当たり5,000円以下でランチやディナーを楽しめるお店をマークしたとのことだ。

これで少しは、「私でも」という気分にさせてくれたのかもしれないが、やはり値段を考えると躊躇してしまう。

何故、東京は星付きレストランが多い?: 理由はさだかではないが、冒頭の日経の解説記事(早稲田大学・川本裕子さんの解説)では、これを「国内農業の品質の高さ」に結び付けたいようだ。

それはそれとして、日本のレストランの特徴は、「素材を生かす」というところにポイントがあるのではないか、というのが私の見解だ。魚にしろ野菜にしろ、産地と消費地が離れていないところで発展した日本食の強みではないか、と素人考えで想像する。ヨーロッパなどの大陸では、どうしても保存の難しさからスパイスや特別のソースは発展したのだが、残念ながら「素材本来の味」は打ち消されてしまったのではないか、と思う。

最近になって、食品の保存法、流通手段が発展し、ヨーロッパ諸国においても、新鮮な食材が手にはいる時代にはなったのであるが、調理技術が発展するまでには至っていないのではないか。

それからもうひとつ、やはり日本の「もてなし」というのも高い評価に結びついたのではないか、と思う。

ともあれ、ヨーロッパの「日本ブーム」いつまでも続いて欲しい。


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