Archive for the ‘科学・技術・原子力問題’ Category



まさのあつこ著「あなたの隣の放射能汚染ゴミ」を読んでみた

Saturday, April 8th, 2017

近所の公立図書館の新刊書コーナで本書をみかけ読んでみた。

本書は6年前の「福島第一原発事故」により発生した「放射能汚染ゴミ」への行政による対応が杜撰で安全性を無視したものであると主張する。「告発」本のひとつといえる。

福島原発事故直後、この事故に関わる書籍が数多く出版されたが、最近はめっきり関連本を見かけなくなった。そのなかで、事故に起因する環境の放射能汚染問題は、注視しつづけていかなければならない重要な課題と思う。

本書で展開される著者の主張に同意するかどうかは別にして、少なくとも、我々がこの問題について考えるうえで、論点を整理するための手掛かりを与えてくれるものと思う。 (続きを読む)



荒川紘著「原発に抗して」を読んでみた

Saturday, February 4th, 2017

近所の公立図書館でみかけ、読んでみることにした。

本書を読もうとしたのは、著者が、原子力黎明期に福島県で育ち、東北大理学部で物理学を学び、科学史を専門とする方であること、そしてそのタイトルから反原発を主張するかたであることなどに、多少、関心を持ったということだ。 (続きを読む)



常石敬一著「クロニカル 日本の原子力時代 1945~2015年」を読んでみた

Wednesday, December 28th, 2016

近所の公立図書館でこの本を見つけた。

帯には「『原子力安全』の虚構をあぶり出す」となっている。反原子力を主張するものとしては、初版日が2015年7月と比較的新しい。福島第一の事故発生からしばらくは反原発を主張する図書が多数出版された。が、このところずいぶん少なくなったように感じている。読んでみることにした。

読み終えて、なんとも不思議なものを読んだというのが私の印象。読んだという事実だけでも記録しておこうとメモしておいた。 (続きを読む)



米NRCのSOARCA(NUREG-1935)報告書に掲載のソースターム

Monday, April 4th, 2016

 ひと月前に読んだ憂慮する科学者同盟の「実録 FUKUSHIMA」のなかで議論されていた米国NRCの報告書SOARCA(NUREG-1935)を眺めてみた。詳細は別にして、そこに示されていたヨウ素とセシウムのソースターム(事故発生時から48時間の放出積算割合の図)が興味深かったのでメモしておいた。 (続きを読む)



グレゴリー・ヤッコ元NRC委員長のインタビュー記事を読んだ

Saturday, March 12th, 2016

東日本大地震発生から5年目の節目を迎えた。新聞の特集記事のなかにグレゴリー・ヤッコ元米国原子力規制委員会(NRC)委員長のインタビュー記事を見つけた。福島第一事故のさなかに米国規制当局の責任者であった氏の5年経った今の発言、興味深く読んだ。

この新聞記事の興味深かった部分とともに、我が国の原子力規制委員会田中俊一委員長の数日前のインタビューを合わせて紹介し、原子力安全規制の在り方に多少の感想を述べておいた。 (続きを読む)