上川龍之介著「電力と政治 -日本の原子力政策全史-」を読んでみた
Saturday, June 16th, 2018もうひと月以上前の日経(5月12日付朝刊)読書欄で本書の書評を見かけ、読んでみることにした。
上下2巻で本文だけでも約400ページの「大作」。やっと読み終えたところだ。
読んだ、ということだけでも記録しておかねばということで、この記事を書いておいた。 (続きを読む)
もうひと月以上前の日経(5月12日付朝刊)読書欄で本書の書評を見かけ、読んでみることにした。
上下2巻で本文だけでも約400ページの「大作」。やっと読み終えたところだ。
読んだ、ということだけでも記録しておかねばということで、この記事を書いておいた。 (続きを読む)
近所の公立図書館で「東芝問題」を扱った本を2冊借りてきた。本書は、そのうちの1冊だ。
読後感を述べるとするなら、物語としてはなかなか面白いな、といったところだ。ただ、本書の構成とか、その主張するところには、多少、違和感をおぼえた。
本書を読み終えたところで、本書の印象を簡単にメモしておくことにした。 (続きを読む)
今朝の新聞に、「小泉純一郎元総理講演会 わたしたちの未来を語る」(右図)というチラシが折り込まれていた。
驚いたことに、このチラシ、反原発を主張する東海村村議の会報のなかに折り込まれていた。
これから推察するに、今回の小泉元総理講演会は反(脱?)原発を中心に据えたものということかもしれない。講演会のタイトルは「わたしたちの未来を語る」となっているだけだが、その未来とは、「原発のない未来」ということか。
この講演会は、【主催】小泉純一郎講演会茨城実行委員会となっている。主催団体がどのような性格のものかは分からないし、講演会がどのようなものかはちらしのなかからは推し量ることはできない。ただ、講演者のタイトルが「元内閣総理大臣 原発ゼロ・自然エネルギー推進連盟顧問」となっていることから、その活動の中心が「原発ゼロ」を目指す運動にあるのかもと推察させるだけだ。
今、茨城県では、日本原電の東海第二原子力発電所の再稼働の是非を巡って関心がたかくなっている。この原子力発電所、我が国で最も人口密度の高い地域にあるとともに、首都東京に約100Kmと最も近い位置にある。
私自身、東海第二原子力発電所からわずか2.5Kmに居住していることもあり、その再稼働には反対の立場だ。是非とも、建設後40年の老朽化した原子力発電所は廃炉になることを願っている。
今回の小泉元総理の講演会、反(脱)原発の主張が鮮明なものになるよう希望している。
私の住む茨城県では、投票日は27日で、県知事選挙が行われる。
今朝、郵便受けにこの知事選挙の選挙公報が入っているのを見つけた。右図が、この選挙公報のフォトコピー。パソコンに繋がっているスキャナーを用い作成した。この図をクリックすると拡大図が現れ、その内容を読み取ることができる。
私の住む地域では、選挙公報は新聞の折り込みとしてしか配布されなかったが、やっと新聞を定期購入しない所帯にも配布されるようになったようだ。結構なことだ。
知事選挙などの地方選挙では、立候補者の主張を知る手段は選挙公報しかない。我が家では、前回の選挙では、新聞を定期購読していなかったので選挙公報も手にはいらず、投票所で選挙公報を読み、投票に臨んだというおぼえがある。 (続きを読む)
数日前のワールドニュース(NHK・BS)の France2で、Macron新政権の環境相 Nicolas Hulotによる「2025年までに最大で17基の原発を閉鎖することも有り得る」との発言を大きく報じていた。
フランスは電力の約75%を原子力に依存する原子力大国だ。フランス以外の国々にとっても、Macron新政権の原子力政策の行方は大きな影響を及ぼす。今回の仏環境相の発言、注目すべきニュースだ。
英語のネットニュースFRANCE24で、フランスの原子力をとりまく現状を交えながら、このニュースが詳しく報じられていた(http://www.france24.com/en/20170710-france-hulot-could-close-nuclear-plants)。主要部分を仮訳するなどして、このニュースについてメモしておいた。 (続きを読む)