Tag Archeve for the ‘教育’ Category
Saturday, December 6th, 2008
昨年公表された日本学術会議の報告に「科学・技術を文化として見る気風を醸成するために」というのがある。読んでみた。実にいい。いわゆる「理科離れ」問題について、実に的確に指摘していると思う。このブログ記事の表題「物理のない化学はなく、物理・化学のない生物・地学はない」は、この報告のなかの一節だ。以前、我がブログで、「高1で理系・文系を選択?」という記事を書いたことがあるが、そこで私の言いたかったこと、このあたりのことだ。
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Monday, October 6th, 2008
最近、私の本棚に眠っていたガモフ全集を少しずつ読んでいる。ガモフは、アルファ崩壊を「トンネル効果」で説明したことで知られる高名な物理学者だ。物理学者本来の姿に加えて、難解な物理理論を「平易」に解説した数多くの一般向け著作を残していることでも有名だ。このガモフの著作を集めたのがガモフ全集、全12巻と別巻3冊として日本語訳が出版されている。この全集、ほぼ40年前に、私が学生時代に購入したものだ。この本を読んでいて、最近、話題にされている理科離れの理由に思いいたることがあった。
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前回エントリーで日本学術会議の「これからの教師の科学的素養と教員養成の在り方について」と題された「要望」について書いた。これを読み、日本の教育、特に科学教育が抱える問題の一端を理解できたような気がした。この「要望」の取りまとめをした「検討委員会」の委員長、秋田喜代美(東大・教育学研究科教授)が、どのようなバックグランドの研究者なのか知りたく、近所の公立図書館で、著書をさがしてみた。
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我が子が高校生ということもあり、教育問題の行方、あり方について大きな関心を持っている。このブログでも何回か教育について考えてきた。OECDのPISA報告で、日本の子どもの学力、特に、科学リテラシーに関わる学力の低下が明らかになり、教育の現状、日本の将来にとって大変な状態、とマスコミなども大きく取り上げている。この問題、私にとって、今ひとつ、その所在が掴みきれないという感があった。そんななか、日本学術会議の「要望」:「これからの教師の科学的素養と教員養成の在り方について」に、現在の公教育、特に科学教育が抱える問題が指摘・議論されていることを知った。これを読み、私なりに問題をかなりクリアに捉えることができた感じがする。教育問題を考えるうえで、とても参考になる資料だと思う。
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Wednesday, May 21st, 2008
今日の朝刊を見ると、19日の財政制度等審議会で、「『国立大の授業料を私大並みに上げるなどすれば五千二百億円が浮く』と、(教育)予算増とは逆に一段の効率化が可能との試算を公表」との記事を見つけた。我が子、今年、高校に入学したところで、そろそろ大学入学の費用を考えておかねばと思っていた矢先で、私にとっては、結構、重要な話だ。カネ勘定だけで、教育を考えられたらたまらない。
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