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「もんじゅ」への原子力規制委員会勧告に櫻井よしこかみつく

Sunday, December 13th, 2015

日経(12月13日付朝刊)に、櫻井よしこの写真を大きく載せた意見広告が出ていた。
櫻井よしこ意見広告
その主張、「政府は原子力政策を明確にし、原子力規制委員会の行き過ぎを正すべきです。」というもの。 (続きを読む)



Study2007著「見捨てられた初期被曝」を読んでみた

Friday, September 18th, 2015

福島第一原発の事故から4年半が経過した。各地で原子炉の再稼働が進められようとしている今、あの事故から、我々は、どのような教訓を汲み取るべきか問われている。

本書は、事故時そしてその後4年間にわたり政府、自治体が、放射線被ばくから住民を防護するため対応してきた措置、そして将来の防護方策を立案するためにとってきた動きについて、検討、批判を加えている。こうした措置、立案が、真摯に住民を事故から防護しようとするものでなく、むしろ事故以前に確立されていた放射線被ばく防護のありかたを劣化・変質させることに寄与していることを主張・告発する。

本書の主張がベースとするロジックには、私にとって、理解不能な部分も多々ある。しかし、原子力発電所にひとたび大きな事故が発生してしまうと、住民を放射線から防護することは著しく困難なことになるとの認識は、私も理解・共有することができる。

時間をかけて読み終えたということで、私の読後感も含めて簡単にメモしておくことにした。 (続きを読む)



秋元健治著「原子力推進の現代史」を読んでみた

Wednesday, August 12th, 2015

 今日(8月12日)、鹿児島県川内原発が再稼働された。福島原発事故から4年半が経過した今、あの大事故を経験した我々は、我が国の原子力分野における歴史を再検証し、原発再稼働の是非を含めて、原子力の将来について吟味することが必要と考える。

 近所の公立図書館で、本書「原子力推進の現代史」をみつけた。副題は「原子力黎明期から福島原発事故まで」となっている。福島事故に至る原子力を取り巻く歴史を知るうえでひとつの参考になるのではとの思いで本書を読んでみた。

 読後感を一言で述べるなら、なんとも不思議な「歴史書」を読んだというところだろう。表現は悪いが、原子力の歴史というより原発スキャンダルの単なる羅列というような印象を受けてしまった。

 本書を読んだという記録を残すという意味でメモしておいた。 (続きを読む)



3年前のニュース:福島原発事故で自主避難住民に一律八万円

Sunday, December 7th, 2014

3年前の今日(2011年12月7日(水)放送のTBS森本毅朗スタンバイで聴いた原子力問題関連ニュース:

政府は福島原発事故で自主避難した住民に一律八万円、妊婦や子どもに対しては40万円支払うとする指針を取りまとめました。同じ区域で避難しなかった住民にも同じ額が支払われます。これは事故による精神的損害と避難で増加した生活費などを合わせた一律の賠償額です。賠償の対象はおよそ150万人にのぼり総額二千億円規模になる見通しです。

このニュースに該当する報道をWeb上で探してみると日経(Web刊)の3年前の12月5日付に「原発自主避難の賠償範囲、福島の23市町村に 総額は約2000億円 文科省審査会」というのがある。この日経の記事にも書かれていることであるが、ここに示された補償額の算定基準が何を根拠にしているのかよく分からない、曖昧との印象はぬぐえない。
とりあえずなんらかの形で補償金の支払いをしておかねばというところだろう。
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3年前のニュース: 福島市わたり地区のコメに出荷停止指示

Saturday, December 6th, 2014

3年前の今日(2011年12月6日(火)放送のTBS森本毅朗スタンバイで聴いた原子力問題関連ニュース:

福島市のわたり地区の米から国の暫定規制値を超える放射性セシウムがあらたに検出された問題で政府は昨日福島県知事に対し、わたり地区を含む旧福島市全域から収穫された2011年産の米の出荷停止するよう指示しました。福島県における米の出荷停止指示はこれで3例目になります。

3年前のこの時期、福島第一原発の事故により放出された放射性物質、特に放射性セシウムによる食品の汚染に係るニュースが目につく。
食品の放射能汚染に対する国民の危惧を反映している。