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3年前のニュース: 環境省に汚染土が届く??

Tuesday, November 18th, 2014

3年前の今日(2011年11月18日(金))放送のTBS森本毅朗スタンバイで聴いた原子力問題関連ニュース:

環境省で保管処分して欲しいなどと書かれた紙とともに放射性物質に汚染された土が環境省に届きました。その後土は総務課長が放射線量が低いので自宅の庭で処分しようと話したことを受けて職員が持ち帰って捨てたということです。土は回収されましたが細野環境大臣は関係職員などの処分を検討しています。

なんとも不可思議なニュース。
おそらく、汚染土の送り主の意図は、原発事故による環境汚染を抗議すること。
これを受けとった環境省、総務課長は「こんな放射線レベルなんてなんの問題もない」と、一笑に付すような対応。
よくよく考えてみると、抗議する側と抗議される側が全く異なった立ち位置にあることがよくわかる。
不謹慎だけど笑ってしまう。
しかし、笑いごとではないな。こんなんじゃ、汚染土の仮置き場、中間貯蔵所などの議論がきちんと進むわけはない。
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3年前のニュース: 福島の米に暫定基準値を超えるセシウム検出

Monday, November 17th, 2014

3年前の今日(2011年11月17日(木))放送のTBS森本毅朗スタンバイで聴いた原子力問題関連ニュース:

福島市内の農家が生産した米からはじめて国の暫定基準値を超える放射性セシウムが検出されました。福島県によりますと玄米から一キロあたり630ベクレル検出されましたが出荷前で市場には流通していないということです。県はこの地区の出荷自粛を要請し前後調査を行う方針です。

食品にたいする暫定基準値は一キロあたり500ベクレル、「新たな基準」では、一般食品中の放射能濃度を一キロあたり100ベクレルとなっている。

このニュースの翌日(18日)、政府は「この地区からの米の出荷を停止するよう指示」している。



3年前のニュース: 細野環境大臣、伊達市の除染作業に参加

Friday, November 14th, 2014

3年前の今日(2011年11月14日(月))放送のTBS森本毅朗スタンバイで聴いた原子力問題関連ニュース:

福島県伊達市で行われたボランティアによる除染作業に細野環境大臣が参加しました。細野大臣は放射線量が局地的に高い伊達市内の一画にある住宅の庭先で表面の土を削る除染作業に参加し「想像した以上に大量の土が出る。どうやって安定的な仮置き場を確保するかが大きな課題だ」と述べました。

事故から8か月過ぎたこの時期になって、やっと、除染作業で発生する汚染土が大量であり、その行き場が大きな問題であることに初めて気づいたような環境大臣発言に驚きを感じる。汚染土の行き先をどうするかが大きな問題となることは除染しようとした時点で十分わかっていたことだ。 (続きを読む)



3年前のニュース: 復興増税にたばこ税増税盛り込まず

Tuesday, November 11th, 2014

3年前の今日(2011年11月11日(金))放送のTBS森本毅朗スタンバイで聴いたニュース。
原子力に直接関連はしないが、復興増税についての記事に注目した:

民主自民公明の三党は震災からの復興財源をを賄う増税にたばこ税を盛り込まないことで合意しました。政府与党は当初、たばこ税増税をもとめていましたが自民党が反対を主張したため盛り込まないことで合意、この増税の見送り分の不足分は所得税と個人住民税に上乗せされます。こうした復興増税の三党の調整が決着したことで総額12兆1025億円にのぼる今年度の第三次補正予算案は衆議院本会議で可決されました。野田総理は第三次補正予算案の成立後に第四次補正予算案を編成する可能性を明らかにしました

たばこ税というのは大きな反対がなく増税できる数少ない税かもしれない。なにしろ、日本学術会議の提言(要望:脱タバコ社会の実現に向けて)でも、「WHO『たばこ規制枠組み条約』のなかでタバコ価格の引き上げはタバコ規制いとって不可欠な施策とされている」ことをとりあげるなど、国民の健康を守るためにはたばこの値上げを推奨するような立場をとっているくらいである(我がブログ「さあ禁煙するぞ」で議論)。 (続きを読む)



3年前のニュース: 福島第一原発周辺世帯 帰還望まぬが1/4

Sunday, November 9th, 2014

3年前の今日(2011年11月9日(水))放送のTBS森本毅朗スタンバイで聴いた原子力問題関連ニュース:

福島第一原発の周辺にある8つの町と村の住民のうちおよそ4分の1の世帯がもとの居住地に戻る気がないと考えていることがわかりました。福島大学の調査で分かったもので放射性物質の除染作業が困難との理由をあげたひとが最も多かったということです。

福島第一原発の事故から8か月経過した時点で「4分の1の所帯がもとの居住地に戻る気がない」としている。この時期、避難された方々が、事故直後の混乱から一定の落着きを取戻し、冷静に将来を見つめることができるようになった頃と推測する。将来を見据え、「戻らない」決断を4分の1の所帯の人々がされたのは重く受け止めなくてはならない。 (続きを読む)