Archive for the ‘読書・読後感’ Category



「自由の危機」ー息苦しさの正体 を読んでみた

Thursday, March 7th, 2024

右に掲げたようなものがtweetされているのを見た。これを見た私の第一印象は、著名な「進歩的文化人」を揶揄するものだろうというものだった。正直なところ、少しばかり、確かに「息苦しい」感じを受ける名前が並んでいるのには感心した。

ところが、表紙に並んでいるのは「息苦しさの正体」と名指しされた著名人のリストといったものではなく、「自由の危機」とタイトルされた極めて真面目な書籍であり、「-息苦しさの正体」というのはこの本のサブタイトルであり、表紙の著名人のリストはこの書籍の著者のリストであるということを理解した。

何故、私が、「この本の表示ヒドくない」というのに反応してしまったのか?考えてみると、私自身の感覚が、(本書の著者の皆様からみて)ネトウヨと呼ばれるような発想を持つ人間だったのかもしれないと考えた。
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黒木登志夫著 「知的文章とプレゼンテーション」を読んでみた

Monday, March 1st, 2021

こうしてブログを書いていて、いつも良い文章を書くスキルを身に着けたいと思う。

前々回、「新型コロナの科学」を読んだことを書いたが、新型コロナウィルスという難しい内容について、読みやすく、そして分かり易く解説されているのに感心した。

この「新型コロナの科学」の著者、黒木登志夫の著作のなかに「知的文章とプレゼンテーション」があることを知り、良い文章の書き方のヒントがあるかもしれない、と思い。早速、購入、読んでみた。

本書「知的文章とプレゼンテーション」には、良い文章を書くための手がかりらしきものが多く書かれている。その夫々が、参考にはなるが、正直なところ、自分なりのスタイルを確立するにはなかなか道険しというのが実感だった。

以下、毎度のことであるが、本書を読んだという記録だけでも残しておこうということで、気づいたことをメモしておいた。
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黒木登志夫著 「新型コロナの科学」を読んでみた

Tuesday, February 23rd, 2021

本書、日経の読書欄の紹介記事により知った。この紹介記事は、冒頭、次のように始まる:

巷(ちまた)にコロナ本は山ほどあれど、何はさておきまず読むべき一冊だ。感染症やコロナ・ウイルスの基礎から、日本を含め各国の対応、治療の見通しまで、必要にして十分な情報が、膨大なデータにもとづいて簡潔に述べられている。

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コロナウィルスの検査法と役割

Sunday, February 14th, 2021

新型コロナウィルスへのワクチン接種が我が国でも始まるようだ。

待ちに待ったワクチン接種の開始、喜ばしい限りだ。ただ、ワクチンが行き渡るのは、かなり先の話になるという。政府の計画は、「21年前半までにすべての国民に提供できる数量の確保を目指す」というとのこと、この調子だと、7月のオリンピックのには間に合わないのではと思ってしまう。

次善の策として、コロナウィルスへの感染の有無を把握するための検査システムを強化するということになるのだろう。

先週読んだ宮坂昌之著「新型コロナ7つの謎」で紹介されていた新型コロナウィルスの検査方法についてメモしておいた。個人的に理解を深めるために、以下にアップしておいた。
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宮坂昌之著 「新型コロナ 7つの謎」を読んでみた

Friday, February 5th, 2021

新型コロナの感染騒ぎがいつになったら収束するのか全く目途がたたない。

収束の決め手といわれるワクチンも世界中に行き渡るには、まだまだ、時間がかかるし、その効果についても不明な部分も多い。

この感染症について、少しでも理解できればということで本書を手にした。

半年前にも、同じ著者の「免疫力を強くする」を読んだことがある。本書は、これに書かれていた免疫の話をベースに、新型コロナウィルス感染症にまつわる我々の疑問に応えようとするものだ。

本書を一読した印象、やはり、免疫の話は難しい、というところか。
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