医療分野のIT化と真の医療のありかたについて
Tuesday, March 10th, 2009昨日(3月9日)の日経に「レセプト完全電子化を後退させるな」と銘打った社説がでていた。この社説では、医療分野のIT化を進め、医療の効率化を進めることが重要とし、とりわけ診療報酬の明細書(レセプト)の電子化は医療制度改革の柱と主張している。この主張、ちょっと読むともっともらしくみえる。しかし、主張の根底に、本来の医療のあるべき姿を十分に理解していない危うさを感じる。
昨日(3月9日)の日経に「レセプト完全電子化を後退させるな」と銘打った社説がでていた。この社説では、医療分野のIT化を進め、医療の効率化を進めることが重要とし、とりわけ診療報酬の明細書(レセプト)の電子化は医療制度改革の柱と主張している。この主張、ちょっと読むともっともらしくみえる。しかし、主張の根底に、本来の医療のあるべき姿を十分に理解していない危うさを感じる。
スウェーデンは、30年前に起きた米国TMI事故後、国民投票により原子力全廃の方針を決定した反原子力政策の国として有名だ。そのスウェーデンが原子力発電所を容認する政策に転換するようだ。これまで水力、風力など再生利用可能エネルギー利用のリーダー的存在だったスウェーデンの方針転換、ヨーロッパの原子力事情が大きく変化していることを示す大きなニュースだと思う。
2月6日付け日経(夕刊)のコラムに「石器時代はなぜ終わったのか」というタイトルで、IEA(国際エネルギー機関)事務局長の田中伸男氏のコラムがでていた。現在の世界不況をどのように捉え将来をどう展望すべきか、という点で実に示唆に富んだものであった。サブプライムローンを発端とする今回の金融危機と地球温暖化問題など世界的な変化をどのように捉えればいいのか、私のなかでモヤモヤとしていたものを整理させてくれたように感じる。
2月2日付の日経(朝刊)に、「昨年の気温、21世紀で最低-地球の気候当面『寒冷化』」という記事がでていた。IPCCの第4次報告が出て以来、グリーンハウス(CO2排出)効果による地球温暖化問題が大きく取り上げられているなか、一転「寒冷化」という記事、一体、この報道をどのように考えれば良いのか。少し、考えてみた。
半年前、「電気自動車の時代は近い?」という記事を書いた。最近の動き、その時より、ずっと電気自動車実用化への道が加速されてきているようだ。1月13日付けの日経(朝刊)には、北米国際自動車ショーで、開発に慎重だったトヨタが電気自動車の試作車を初公開、12年までに米市場で量産に乗り出すことが報道されている。いよいよ、自動車メーカー各社、電気自動車の開発・生産に本気に取り組むことになったのでは、と思わせる。新聞記事を整理していたら、昨年末の日経に、電気自動車についての技術情報がでていた。これをメモするかたわら、電気自動車の現状を考えてみた。