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気になったニュース: 原子力・天然ガスは「持続可能」??

Sunday, January 2nd, 2022

日経電子版(1月2日付)に「原子力・天然ガスは「持続可能」 欧洲委が方針」とタイトルされた記事を読んだ。この記事のリード文は以下(転載):

欧州連合(EU)の欧州委員会は、原子力と天然ガスを地球温暖化対策に貢献するエネルギーと位置づける方針だ。両エネルギーを一定の条件をつけた上で持続可能と分類し、関連事業への投資にEUとしてのお墨付きを与える。決定されれば投資家の判断基準となり、世界のマネーの流れに影響を与える可能性がある。

記事によると「未来へのエネルギー移行を促進する手段として「天然ガスと原子力の役割がある」として、両エネルギーを持続可能と位置づけ」たとのことだ。

結局、「持続可能」なエネルギー源として、石炭、石油以外のものを採用しておけば、当面、よろしいということのようだ。

そうはいうものの、10年前の福島第一原子力発電所の大事故を経験したものとしては、今後、原子力を主要電源の一つとして積極的に使っていこうということにはかなり抵抗がある。

地球温暖化対策という旗印のもと一挙に原子力の利用を促進するというのはいかがなものか、というのが正直な気持ちだ。



30年度電源構成 -エネルギー基本計画原案-

Sunday, September 12th, 2021

一月前の日経電子版(7/29付)に「30年度電源構成に死角 点検・エネ基本計画原案 -再生エネ36~36%、太陽光パネル設置場所に限界」という記事がでていた。

我が国のエネルギー政策の基本的な情報のひとつとしてアップしておいた。

この日経記事のリード文とそこに示されていた電源構成図(19年度実績、30年度現行、新目標)を以下転載しておいた。

     
経済産業省が中長期のエネルギー政策を示す新しいエネルギー基本計画の原案を公表した。2030年度の電気を何で供給するのかの構成案が柱で、再生可能エネルギーを大きく増やすのが特徴だ。21年4月に決めた30年度の温暖化ガス排出量を13年度比46%減らす新目標から逆算したもので、個別の対策を積み上げきれず、緻密さに欠ける。電源ごとに細かく分析すると、実現に向けたハードルの高さが浮かび上がってくる。 
   
     

目標とはいうものの、10年後には、ここに示されている電源構成を実現していなければならないなんて、正直、信じられない。

現行目標ですら、その実現可能性には疑問を感じるのに、新目標で、再生可能エネルギーの比率を拡大するというのは絵に描いた餅と言わざるを得ないのではないか。

見通し暗いな。



日本の原発地図

Monday, March 8th, 2021

日経産業新聞の特集記事「原発技術 2030年の崖」のまとめが日経電子版(2021/3/7付け)に掲載されていた。

このまとめのなかに、右掲した「日本の原発地図」があった。この図、資源エネルギー庁の資料をもとに、今年の1月18日時点での状況を日経産業新聞がまとめたもの。我が国の現時点での原発の状況を把握するのに便利なものと思った。アップしておいた。

記事のリード文は以下(転載):

東日本大震災に伴う東京電力福島第1原子力発電所の事故からまもなく10年を迎えます。国民の原発に対する信頼が崩れた結果、原発の再稼働は進まず、原発新増設やリプレース(建て替え)の議論も滞っています。政府が2050年までに温暖化ガス排出実質ゼロを実現するとした目標では、原発をこれからどう位置づけ直すかが焦点のひとつです。

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気になったニュース:「進化の道変えた原発 小型炉に浮かぶ『現実解』」

Wednesday, January 6th, 2021

最近の日経、気候変動がらみで盛んに原発復帰キャンペーンをやっているような気がする。

「第4の革命 カーボンゼロ」とタイトルした特集、今日は、「小型炉に浮かぶ『現実解』」という解説記事。なにか夢ありそうな表現になっているが、福島第一を経験し、一応、原子力業界でお世話になっていた私としては、多少の違和感もあり、しっくりこない。

この解説記事のリード文は以下:

新政権発足後、即座にパリ協定に復帰すると宣言した米国のバイデン次期大統領。2兆ドル(206兆円)を投じる気候変動対策には原子力発電所の活用も盛り込む。力点を置くのが、安全性が高いとされる小型原子炉の開発だ。

昔から、「小型原子炉」の話題はあるけど、これで、どこまで安全性が高められるのか、十分理解できない。私の勉強不足か。

曰く、

配管が複雑に絡み合うこれまでの原発の雰囲気はない。数万キロワット級の原子炉を5~6本まとめてプールに沈め、発電する。水につかっているから事故で電源を喪失しても炉心を冷やしやすい。核のごみの発生も今までより少なく抑えられる。

なんて話だが、核のゴミの発生は、基本的には、出力累積量に比例するはず、「少なく抑えられる」なんてのは本当かな?なんて思ってしまう。

それに、プールに沈めてなんて話、研究炉のような(十分に)低出力な原子炉だったら成立するかもしれないけど、出力少ないっていっても、発電炉。それなりの出力はあるはずだ。本当に安全性が維持されるのかどうか、私には、良く分からない。

関連情報を仕入れて、勉強しなきゃって思っているところ。
  



気になったニュース 関電・高浜原発の金品受領問題

Thursday, October 3rd, 2019

先週明らかになった関電の金品受領問題について、連日、大きな問題として報道されている。

原子力分野で働いていたものとして、この問題には特別に関心がある。立地にかかわり、地元との関係の維持、それに伴い発生するなどが複雑に絡み合った結果生じた事件ではないか、と想像する。

毎朝、森本毅郎 スタンバイ!」(TBSラジオ)のニュースズームアップを聞いているが、ここでもこのニュース、連日、報道されている。今朝までの4日分の放送を書き取っておいたので、以下にメモしておく。 (続きを読む)