Tag Archeve for the ‘原子力安全’ Category
Sunday, September 8th, 2019
私の居住する東海村で「東海村原子力安全フォーラム」が開かれた。
村民のひとりとして、そして、事故発生当時、原子力関連事業でお世話になっていたものとして、最近の原子力事業の動きを、少しでも、知ることができればということで覗いてみた。
この「催し」、1999年9月31日にJCO臨界事故が発生してから今年で20年目という節目にあたることから開かれたようだ。フォーラムの副題は「JCO臨界事故を教訓として、ともに考える」となっている。
この会の印象を一言で述べるなら、なんとも緊張感の欠ける行政主催のセレモニー・「式典」という印象。事故から20年の節目ということで、東海村という行政組織に促され周辺の原子力事業者が一同に会し「事故のあったことを思い起こす」というものだったようだ。 (続きを読む)
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Saturday, July 13th, 2019
数日前の日経朝刊(7月9日付)トップに、原発の安全対策費用が想定の3倍以上に拡大していると報道されていた。この事態、我が国の電力会社全てについていえることのようだ。
こうした安全対策費用は、当然、発電コストのなかに組み込まれることになる。原子力による発電が採算のとれるものにするためには、太陽光発電など他の発電方式に比べ低コストでなくてはならない。
8年前の福島第一発電所事故の後、原子力規制委員会により「世界で最も厳しい安全規制」の適用が求められた。この規制が有効かどうかは別にして、これをクリアするために積み重なった安全対策費により原子力による発電が採算のとれないものになるのは容易に想像できる。
月並みな主張になるが、可能なかぎり、太陽光、風力など再生可能エネルギー技術にシフトすることが求められる。 (続きを読む)
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日経(5/9付朝刊)のコラムで「懲りない三菱自動車」と題して三菱自の燃費不正とその組織の抱える問題について解説されている。
なるほどと思わせる解説記事だ。記事の最後は、「根本の原因はやはり、自浄作用に欠ける三菱自の文化や風土にある。」と締めくくられている。 (続きを読む)
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Saturday, March 12th, 2016
東日本大地震発生から5年目の節目を迎えた。新聞の特集記事のなかにグレゴリー・ヤッコ元米国原子力規制委員会(NRC)委員長のインタビュー記事を見つけた。福島第一事故のさなかに米国規制当局の責任者であった氏の5年経った今の発言、興味深く読んだ。
この新聞記事の興味深かった部分とともに、我が国の原子力規制委員会田中俊一委員長の数日前のインタビューを合わせて紹介し、原子力安全規制の在り方に多少の感想を述べておいた。 (続きを読む)
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Tuesday, February 2nd, 2016
福島原発の事故からほぼ5年が経過した。九電川内原発に続き、関電高浜原発3号機が再稼働した。福島原発の事故は、我々にとって一体何だったのかと思う毎日だ。
福島の原発事故のあと、ドイツ首相メルケルが原子力に対する態度を180度変えたことは記憶に新しい。いまさらとは思ったが、我が国とは全く異なった選択を何故ドイツがとったのか、あらためて知ることができればと思い本書を読んでみた。
印象に残ったところをメモしておいた。 (続きを読む)
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