Tag Archeve for the ‘学術会議’ Category



学術会議任命拒否問題で思ったこと 

Saturday, October 10th, 2020

菅政権になって一番驚いたのは、日本学術会議の会員任命拒否問題。

日本学術会議というもの、私にとっては、雲の上というか別世界。学術界の重鎮が集まり、日本の学術研究について話しあう場、政権とは独立した組織だろうというくらいの印象しかない。時折、一般世間に対し、雲の上から「世の中こうあるべきと思うぞ」なんて感じで提言するくらいが仕事だろうと思っていた。

なにしろ、アカデミアとして最も格式のある、時の政権といえども手を出すことはできない組織であったはず。その組織に対し、就任したばかりの首相が「会員の任命をする権限は我にあり」とのたまったのだから大騒ぎになった。
(続きを読む)



日本学術会議の「『ホメオパシー』についての会長談話」を読んでみて

Saturday, August 28th, 2010

8月24日付けで表記の会長談話がだされた。読んでみた。最初に受けた印象は、日本学術会議が「ホメオパシー」などという荒唐無稽の治療法について言及するというのはいかがなものか、と思っていた。しかし、よくよく考えると、どうも相当に深刻な話のようだ。

新聞報道によれば、長妻厚生労働大臣は、この会長談話を受けて「厚労省で研究していく」と述べたという。どうも、このあたりに会長談話をださざるを得ないと判断された背景があったのではないか、と疑ったりした。危惧でおわればいいのであるが・・・。 (続きを読む)



物理のない化学はなく、物理・化学のない生物・地学はない

Saturday, December 6th, 2008

昨年公表された日本学術会議の報告に「科学・技術を文化として見る気風を醸成するために」というのがある。読んでみた。実にいい。いわゆる「理科離れ」問題について、実に的確に指摘していると思う。このブログ記事の表題「物理のない化学はなく、物理・化学のない生物・地学はない」は、この報告のなかの一節だ。以前、我がブログで、「高1で理系・文系を選択?」という記事を書いたことがあるが、そこで私の言いたかったこと、このあたりのことだ。

(続きを読む)



「科学技術の智」プロジェクトって何だ?

Thursday, November 27th, 2008

「21世紀を豊かに生きるための『科学技術の智』」というタイトルの報告が日本学術会議から公表されている。読んでみた。「日本人が身につけるべき科学技術の基礎的素養に関する調査研究」(通称、「科学技術の智」プロジェクト)というものの報告書というものらしい。印象をひとことでいうと、この報告書が何を主張しているのか良くわからなかった。とりあえず、「理科離れ問題」を考えるひとつの材料としてメモしておくことにした。

(続きを読む)



「読み・書き」を科学すること(秋田喜代美著「読む心・書く心」を読んで)

Saturday, June 7th, 2008

前回エントリーで日本学術会議の「これからの教師の科学的素養と教員養成の在り方について」と題された「要望」について書いた。これを読み、日本の教育、特に科学教育が抱える問題の一端を理解できたような気がした。この「要望」の取りまとめをした「検討委員会」の委員長、秋田喜代美(東大・教育学研究科教授)が、どのようなバックグランドの研究者なのか知りたく、近所の公立図書館で、著書をさがしてみた。

(続きを読む)