Tag Archeve for the ‘東日本大地震’ Category



グレゴリー・ヤッコ元NRC委員長のインタビュー記事を読んだ

Saturday, March 12th, 2016

東日本大地震発生から5年目の節目を迎えた。新聞の特集記事のなかにグレゴリー・ヤッコ元米国原子力規制委員会(NRC)委員長のインタビュー記事を見つけた。福島第一事故のさなかに米国規制当局の責任者であった氏の5年経った今の発言、興味深く読んだ。

この新聞記事の興味深かった部分とともに、我が国の原子力規制委員会田中俊一委員長の数日前のインタビューを合わせて紹介し、原子力安全規制の在り方に多少の感想を述べておいた。 (続きを読む)



鬼怒川の堤防決壊が我がブログにも波及

Saturday, September 12th, 2015

一昨日、鬼怒川の堤防が決壊し茨城県常総市は大変な被害を蒙った。50年に一度の豪雨になると、あらかじめ警報がでていたのではあるが、ここまで大変なことになるとは誰が想像しただろう。

思いもかけなかったのであるが、この惨事が我がブログにも波及した。過去に書いたエントリのひとつに、我がブログにとっては大変な数のアクセスがあったのだ。こんなところにも大水害の影響があるのには驚いてしまった。 (続きを読む)



「東海村・村長の『脱原発』論」を読んでみた

Thursday, November 14th, 2013

本書の著者のひとり村上達也さんは今年の8月まで四期16年にわたって、我が国の原子力発祥の地、東海村の村長を務められていた。この原子力の村の村長さん、福島第一事故の後、「脱原発をめざす首長会議」の旗振り役になって「脱原発」を訴えていたことでも有名だ。
本書は原子力の村の首長でありながら「脱原発」を訴える村上達也元村長に対しジャーナリスト神保哲生が聞き手としてその想いをインタビューしたものだ。福島第一事故後、数多くの「脱原発」あるいは「反原発」の著作に接しってきたが、この書は、私にとって、最も説得力のあるもののひとつと感じた。
今、原子力問題を考えるうえで、必読の書ともいえるのではないか、と思う。 (続きを読む)



「原発災害とアカデミズム 福島大・東大からの問いかけと行動」を読んでみた

Wednesday, May 29th, 2013

福島第一事故の発生から2年が経過した。原発事故の発生以来、さまざまな視点・立場からこの原発事故が語られている。本書は、原発事故に対し、学者・研究者が、いかに向き合ってきたか。そして、アカデミズムが本来果たすべき責務を果たすことができたかどうか。福島大、東大の研究者たちが、それを、検証しようとしたひとつの記録(論文集といってよいか?)といってよい。

本書全体を通じて、原発事故による放射能汚染そしてそれによる放射線被曝という状況は、どのように考え対処すべきなのか、非常にラディカルな視点を提供する。原発災害に対する「科学」の立ち位置を鋭く検証する。深く考えさせられた。印象深かったところをメモしておいた。 (続きを読む)



伊藤守著「テレビは原発事故をどう伝えたのか」を読んでみた

Tuesday, May 21st, 2013

2年前の東日本大地震そしてそれに続く福島第一原発事故にみられるような広域の「災害」に遭遇したとき、われわれは何から必要な情報を取得するのか。大部分の情報は、テレビ報道を通じて取得され、それに依拠しながら、意思決定することになる。

本書は、福島第一原発事故のメディアの役割を検証するため、「テレビ報道に限定して、しかも事故発生から初期の七日間に限定して、ドキュメントとして記録し、検証を加え(p.255)」たものだ。今回の災害・事故に際して、テレビ報道がわれわれの期待に応えるものであったかどうか、そして課題はどのようなものであったのか。本書を読みながら考えてみた。 (続きを読む)