むかし「しがらみ」、いま「きずな」
Thursday, December 25th, 2014最近、「絆(きずな)」という言葉を頻繁に聞く。特に、東日本大地震からの復興を願うスローガンのなかに、この「絆(きずな)」というのをよく見る。
正直にいうと、この「絆(きずな)」ということば、私には、しっくりこない。
12月7日付の日経に、「『憧れ』はネットで消えた」というタイトルで、難波功士・関西学院大教にによる興味深い文をみつけた。以下のようなものだ:
いま「きずな」と呼ばれるものは、昔は「しがらみ」でした。
高卒後は家族や友人をいったん断ち切り、東京で人間関係を一からつくり直したい若者が大勢いました。
この文を読んで、なるほど、そういうことだったのかと、納得してしまった。
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