Tag Archeve for the ‘空間線量’ Category



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空間線量率0.23μSv/hと実効線量率1mSv/y 【再訪】

Friday, February 15th, 2019

1年ほど前「空間線量率0.23μSv/hと実効線量率1mSv/y 」を書いた。そこでは、更田原子力規制委員会委員長の「空間線量による評価でなく実際の被ばく線量で評価すべき」との発言に触発されて関連情報などを少しだけ考えた。

昨年末から今年のはじめにかけて、この更田発言が依拠していた「学術論文」のひとつに疑いが生じた。問題の論文は、宮崎(福島医科大学)・早野(東京大学)連名の論文で、伊達市の住民に配布・装着したガラス線量計により測定した個人線量を航空機サーベィから得られた空間線量とを比較したものである。

この論文は、現在、放射線審議会で審議中の「東京電力福島第一原子力発電事故の教訓を踏まえた緊急時被ばく状況及び現存被ばく状況における放射線障害防止に係る技術的基準の策定の考え方について」の参考資料のひとつとして取り上げられていたが、この論文に疑義が生じたということで当面引用しないということに落ち着いたようである。

今回の放射線審議会の当該論文の扱い、関連する議論を視聴したのであるが、多少、違和感を感じてしまった。率直にいって、我が国の放射線防護基準を議論する審議会としてはお粗末な対応・議論になっているのではないか。

このブログ記事では、とりあえず、関連資料のリストをアップしておき、今後の検討材料のひとつとして記録しておくことにした。
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空間線量率0.23μSv/h と 実効線量率1mSv/y

Saturday, February 17th, 2018

先月17日のNHKニュースで福島の帰還困難区域における外部被ばく線量に関わり、「空間線量による評価でなく実際の被ばく線量で評価をすべき」という原子力規制員会の更田委員長の発言が取り上げられていた。

規制委員長の発言は、除染の目標として使われている空間線量率0.23μSv/hが、これに対応すべき実効線量率1mSv/yに比べ著しく低いので見直しが必要というもの。

このニュースの中身について、詳細を知りたいと思い、原子力規制委員会とその後の記者会見の公表データを確認するとともに、関連する情報を調べメモしておいた。 (続きを読む)



環境モニタリングにおける空間線量(率)について

Tuesday, April 15th, 2014

 中西準子著の「原発事故と放射線のリスク学」(本ブログでは、以降、「中西リスク学」と呼ぶ)で、原子力規制委員会が公表している環境中の空間線量率の値に混乱があることが指摘されている。

 指摘されている「混乱」について調べてみた。これは、福島の放射能汚染地域の線量分布を把握するため「多数の」空間線量の測定点を設置するなかで生じた。設置された測定装置(「リアルタイム線量測定システム」と呼ばれる)は「環境放射線モニタリング指針」で示されている測定方式に準拠しておらず、これが「混乱」の主な要因と考えられる。 (続きを読む)



中西準子著 「原発事故と放射線のリスク学」を読んでみた

Sunday, April 6th, 2014

ちょうど福島第一原発事故から3年たった。それに合わせるように本書が出版された。著者は環境リスク学で有名な中西準子。早速購入し、読んでみた。

中西準子の著作を手にするのは、私にとっては、初めてだ。不思議なことに、いつも利用させてもらっている近所の公立の図書館には彼女の著作が一冊も納められていない。そういうこともあり、これまで環境リスクの第一人者といわれる中西準子について断片的な知識しか持ち合わせていなかった。この機会に、彼女の環境リスク研究について、そしてそれをベースにして放射線リスクがどのように扱かわれるのかを知ろうということで、自ら購入し、読んでみることにした。 (続きを読む)



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