影浦峡著「3.11後の放射能「安全」報道を読み解く」を読んでみた
Sunday, June 30th, 2013福島第一原発事故により東日本一帯が「放射能まみれ」になった。そうした状況のなか、報道メディアを通じ、放射能の汚染と健康被害の関係についてさまざまな情報が流された。あの混乱した状況のなかで、我々の関心は自からが判断・行動する上で必要な「確かで正確な」情報をいかに見極め、そして得るかということであった。
本書は、事故発生から1,2ヶ月間にわたる報道内容を、メディアを扱う専門家の目から分析し、その問題点を明らかにしようとしたものだ。
本書を読み終え、感想を一言、といきたいところだが、どうも釈然としない印象が残ったというのが正直なところだ。
一応読み終えたということで、少しばかり、本書とのかかわりで考えたことをメモしておいた。 (続きを読む)