気になったニュース: 原発60年超運転、承認を持ち越し! 当然だよね!

February 9, 2023 – 9:07 am

今朝の日経朝刊(2/9付)に興味深い記事がでていた。この記事、「原発60年超運転、承認を持ち越し -規制委、委員1人が反対 改めて議論へ-」とタイトルされるもの。

以下、記事のリード文を転載:

原子力規制委員会は8日の定例委員会で、原子力発電所の60年超の運転を可能にする安全規制の制度案の決定を見送った。地震や津波の審査を担当する石渡明委員が「安全側への改変とは言えない。この案に反対する」と意見を述べたためで、来週の委員会で改めて議論する。

議論された「制度案」では、

運転開始後30年目から10年ごとに古い原発の安全性を審査し認可する制度で、現行の原則40年、最長60年の規定は原子炉等規制法から削除することになる。

この規制委員会の動きについて、本ブログの二つの記事「原子炉の寿命が青天井になる?」そして「原子炉の寿命延長 いよいよ具体的な動きが」で批判的な意見を述べたことがある。

規制委員会の石渡明委員の反対は当然といえば当然と思った次第。原子力安全の専門家が賛成するのは多少違和感を感じてしまう。
 



気になったニュース: 核のごみ最終処分「政府の責任」???

February 3, 2023 – 11:00 am

日経朝刊(2/3付け)に放射性廃棄物の最終処分についての小さな記事がでていた。

記事のタイトルは「核のごみ最終処分「政府の責任」-8年ぶりの方針改定案-」。

リード文を以下に転載:

政府は2日、原子力発電所から出る高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分実現に向けた基本方針の改定案を与党に示した。改定は8年ぶりで「政府一丸となって、かつ、政府の責任で最終処分に向けて取り組む」との文言を加えた。新たに複数地域で文献調査の実施をめざすとした。

この記事、高レベル放射性廃棄物の最終処分の見通しないが、「政府一丸」「政府の責任」で取り組みますというもの。

なんのことはない、みんなに嫌われている処分場を提供してもらうよう自治体にお願いをします程度の話。

放射性廃棄物の処理方法は「乾式処理」に切り替え、原発敷地に長期保存するしかないのでは、というのが私の見解。



LetsEncrypt SSL証明書の更新(2023/1/30実施)

January 30, 2023 – 3:35 pm

LetsEncrypt SSL証明書を更新した。

更新時のログを以下に示す:

# certbot certonly --manual
Saving debug log to /var/log/letsencrypt/letsencrypt.log
Please enter the domain name(s) you would like on your certificate (comma and/or
space separated) (Enter 'c' to cancel): *.yamasnet.com
Renewing an existing certificate for *.yamasnet.com

- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
Please deploy a DNS TXT record under the name:

_acme-challenge.yamasnet.com.

with the following value:

*******************************************

Before continuing, verify the TXT record has been deployed. Depending on the DNS
provider, this may take some time, from a few seconds to multiple minutes. You can
check if it has finished deploying with aid of online tools, such as the Google
Admin Toolbox: https://toolbox.googleapps.com/apps/dig/#TXT/_acme-challenge.yamasnet.com.
Look for one or more bolded line(s) below the line ';ANSWER'. It should show the
value(s) you've just added.

- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
Press Enter to Continue

Successfully received certificate.
Certificate is saved at: /etc/letsencrypt/live/yamasnet.com/fullchain.pem
Key is saved at:         /etc/letsencrypt/live/yamasnet.com/privkey.pem
This certificate expires on 2023-04-30.
These files will be updated when the certificate renews.

NEXT STEPS:
- This certificate will not be renewed automatically. Autorenewal of --manual certificates requires the use of an authentication hook script (--manual-auth-hook) but one was not provided. To renew this certificate, repeat this same certbot command before the certificate's expiry date.

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If you like Certbot, please consider supporting our work by:
 * Donating to ISRG / Let's Encrypt:   https://letsencrypt.org/donate
 * Donating to EFF:                    https://eff.org/donate-le
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httpdを再起動し証明書更新を反映

# systemctl restart httpd

有効期限
   発行日      2023年1月30日月曜日 14:18:24
   有効期限     2023年4月30日日曜日 14:18:23



気になったニュース: ドイツ型経済モデルの終焉 なるほどね

January 28, 2023 – 2:33 pm

日経電子版(1/28 4:00配信)の「ドイツ型経済モデルの終焉 侵攻で軽武装・輸出立国一変」という(解説?)記事に、現在のドイツの状況が的確に示されていると感じた。この記事、ドイツだけでなく現在の日本の状況についても考えさせる。

記事のリード文を以下に転載:

ドイツの経済モデルが破綻した。「ロシアの安いエネルギー」「米国に頼る低コストの安全保障」「巨大市場である中国への輸出」という3本柱の成長戦略がロシアのウクライナ侵略で行き詰まった。ドイツは変わるのか。

ロシアのウクライナ侵攻は世界の枠組みをすっかり変えてしまった。

一昨年の暮れメルケル首相の退陣から時を経ず、ロシアンのウクライナ侵攻が開始された。メルケルから政権を受け継いだショルツ首相は現在のドイツの立場を「時代の転換点」と表したという。

新しいドイツの進路は、「事なかれ主義の全方位外交から強権国家に毅然と対峙する国家へ。他人任せの軽武装から欧州防衛に責任を負う軍事大国へ。」ということのようだ。

我が国の状況もドイツの直面している「時代の転換点」と同じところにあるように思う。
 



コロナ「5類」へ移行とのこと 結構なことだ

January 27, 2023 – 6:21 pm

やっとコロナが感染症法の2類相当から5類に「緩和」されるようだ。

5類から2類になることにより、コロナの扱いは季節性インフルエンザと同様の扱いになり、第一に、感染者や濃厚接触者の法的な待期期間はなくなる。移行に伴ない医療体制や医療費の扱いが変わる。

「5類」以降で、どのような変化が生じるか日経電子版(1/27版)の図を以下に転載(一部改):

この図のなかで私が関心があるのは、後半の3つの項目、医療費が「公費負担」から「公費を段階的に縮小」になること、診療が、「発熱外来が中心」から「段階的に拡大」すること、そして「マスク」が「屋内で推奨」から「原則不要」となること。

まず、医療費についてだが、公費を段階的に縮小なんていわず、通常の医療の扱いにすれば良いのではと考える。ワクチン接種の費用だって、季節性インフルエンザと同様に希望者のみの接種とし、有料で問題ないのではないか。私の居住する自治体では、高齢者に対して、インフルエンザのワクチン接種は無料となっているが、その程度の扱いで問題ないと思う。

次に、診療の形態については、ほかの疾病と同じ扱いにしても問題ない。むしろ、早期に同じ扱いとすべきと考える。私自身、昨年はコロナ以外で入退院を繰り返したが、この「発熱外来」の扱いは、本当に迷惑だった。具合が悪くて診療を受けようにも、さまざまな制限があり、まともな診療を受けることができないこともあった。

当然、診療の必要な状態にあっても、抗原検査あるいはPCR検査なしでは診断されないという状態であった。それに、入院時には、家族との面会は「原則」認められず、本当に不便な状態が強いられた。入院時に家族との面会が認められないということになると困ってしまう。5類移行で、コロナも他の疾患と同じ扱いにすべきだ。

マスクの着用については、個々人の判断に委ねたほうがよい。コロナでなくても、春になり花粉症の季節になると、いたるところでマスクが着用されることになるが、マスクをするというのはコミュニケーションを阻害するもので、「不要」とするのがよい。