気になったニュース: 手作り漬物の販売が難しくなった?

June 3, 2024 – 10:19 am

日経の朝刊(6/3付け)に「手作り漬物、販売岐路に 衛生管理の国際規格が全面義務化 伝統と安全どう両立、設備投資の個人負担も」と長いタイトルの記事を読んだ。

この記事のリード文を以下、転載:

6月から漬物の衛生管理が厳しくなった。相次ぐ食中毒を受けて法律が改正され、販売する場合は国際基準に沿った営業許可の取得が義務化された。管理記録の作成に加え、設備投資が必要な場合もあり、副業としてきた個人農家の中には販売を諦める人もいる。

この法改正、白菜の浅漬けが原因で腸管出血性大腸菌O157による集団中毒をきっかけとするものだという。

私のうちでは、毎年、手作りで梅干しを作っている。作った梅干しを知人に差し上げるようなことをしているのだが、手作りの漬物が問題ということになると、衛生管理に気を付けないと大変なことになるのではと、多少心配になった。

この日経記事の結びに、専門家の意見が紹介されている。以下のようなもの:

東京農業大食品安全研究センター長の五十君靜信教授(食品微生物学)は「塩分濃度が低い漬物が好まれるようになり、微生物の制御が不十分で食中毒の発生リスクが増した」と指摘する。生産者ごとに衛生管理のばらつきが大きい現状は是正すべきだとしたうえで「作り手の理解が進むよう国主体で周知を徹底する必要がある」と話す。

この専門家の指摘、我が家の梅干しに照らしてみると、それなりの「塩分濃度」を維持しているのでなんとかいけるのではと思ったりする。それはそれとして、気をつけないといけないと思った次第。
 


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