Archive for the ‘科学・技術・原子力問題’ Category



「令和2年度安定ヨウ素剤配布ご案内」を受け取った

Sunday, November 8th, 2020

今年も、「安定ヨウ素剤配布ご案内」なるものを受け取った。4,5年前からこの案内を受け取っているが、私自身は、ヨウ素剤を受け取る気は毛頭ない。

我が家、日本原電東海第二発電所から直線距離にして2.5Kmの位置にある。国の原子力災害対策指針でいうPAZ(原子力発電所から概ね5Km圏内)ということになる。

PAZ内の居住者は、原子力施設の事故発生時に、放射性物質が放出される前に避難するよう指示されることになっており、この際、安定ヨウ素剤をの服用を求められることがある。滞りなく安定ヨウ素剤が服用できるよう、PAZの居住者には事前に安定ヨウ素剤が配布されることになっている。

我が家がヨウ素剤の配布対象者ということで、今年も、ヨウ素剤配布についての説明資料が送られてきたわけだ。

しかし、だ。東海第二発電所は10年前の大地震以来稼働していない。再稼働に向けての作業は進んでいるようだが、稼働は数年以上先になるはずだ。

稼働もしていない原子力発電所の近くに住んでいるということで、ヨウ素剤が配布されている。おかしな話だ。稼働してない原子炉から放射性ヨウ素は放出されることはない。そもそも、この時期に安定ヨウ素剤を、我が家などに、配布しようとすること自体がおかしな話だ。

全く、原子力安全の施策として無意味なことをやっていることになる。

今回も、これまでと同様、ヨウ素剤を受け取る気はないが、送られてきた書類、資料一式のPDFファイルの形式で本ブログ上にアップしておいた。

将来、歴史的資料のひとつになるのかもしれない。 (続きを読む)



レジ袋有料化は愚策だね!!

Monday, October 26th, 2020

今年の7月1日からはじまった「レジ袋有料化」、とんでもない愚策だ。有料化開始から4か月経っているが、いろいろなところで想定していなかったような問題が起きているようだ。

日経電子版(10/24 11:51)に「エコバッグ思わぬ余波 レジ待ち長く、万引き懸念…」という記事がでていた。記事のリード文は以下(転載):

スーパーやコンビニエンスストアのプラスチック製レジ袋が有料化され、エコバッグを持参する買い物客の姿が定着してきた。ただコンビニのレジでは客自身による袋詰めで時間がかかりトラブルになるなど、思わぬ余波が広がっている。エコバッグを悪用した陳列商品の万引きも横行し、対策に乗り出す店舗も出ている。

やはりね。というのが私の実感。検討しなおしたほうが良いと思うがいかがだろう。
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「電源地域振興センター」のHPにアクセス不可!!

Friday, October 23rd, 2020

昨日、「やはり今年も「原子力立地給付金交付のお知らせ」が届いた」を書いた。この給付金交付事業のもとじめは「一般財団法人電源地域振興センター」という組織だ。

「お知らせ」にも以下のように明記されている:

弊社(東京電力エナジーパートナー株式会社)は、一般財団法人電源地域振興センターから委託を受け「原子力立地給付金」を交付しております

この「一般財団法人電源地域振興センター」のHPに、今日(2020年10月23日)現在、アクセスできない。試してみるといい。
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気になったニュース: 政府、トリチウム汚染水海洋放出の方針固める

Friday, October 16th, 2020

今朝のTBSラジオ森本毅郎スタンバイで、政府は福島第一原発の汚染水を海洋放出する方針を固めたと報じていた。

ニュースの内容は以下(書き取り):

東京電力福島第一原発では増え続ける放射性物質トリチウムを含む水の処分方法について政府は海洋放出とする方針を固めました。一方、漁協の全国団体などが 昨日、小泉環境大臣を訪れ、海洋放出されれば風評被害は必至で我が国の漁業の将来に壊滅的な影響を与えかねないとして海に放出しないように要請しました。

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いまだにMRJの型式証明がとれない訳 – 設計思想の違い

Tuesday, September 1st, 2020

日経電子版(8/27付け)の「三菱重工のMRJ技術者、スタートアップで大空に再挑戦」とタイトルされた記事、興味深く読んだ。

この記事のリード文は次のようなもの(一部改変):

三菱重工業が実用化を目指す国産ジェット旅客機「スペースジェット(旧MRJ)」の開発を最前線で率いていた技術者が、退任後にスタートアップで「空飛ぶクルマ」の事業化に挑んでいる。空飛ぶクルマは大手企業も含む世界の各社が争う新市場だ。三菱重工とは全く異なる環境に身をいて「空の産業革命」の一翼を担う理由は何か。

記事自体は、リード文に書かれているとおり、MRJ開発の技術者が「空飛ぶクルマ」の事業化に挑んでいるという話。

私が興味深く思ったのは、MRJがなかなか完成しない要因について、議論されているところだ。
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