Archive for July, 2020
新型コロナウィルスの蔓延により、ワクチン開発、ヒトの免疫機構について関心が高まっている。
ただ、この話題、素人にとっては非常に複雑で、理解しようにもとっかかりを得ることが難しい。「自然免疫機構」、「獲得免疫機構」、「抗原」、「抗体」といった数多くの関連用語が飛び交うが、これらがどのような役割をもち、相互にどのような関係を持つのか、門外漢の私にとっては、正直なところ闇のなかだった。
コロナ騒ぎのなかで免疫学の専門家のひとりとして著者はさまざまな見解を述べている。これらの見解に触れ、信頼に足るものではないかとの印象を持った。素人向けに、免疫学の解説本を出版されていることも知った。
本書はこうした解説本のひとつとして、最近出版されたものだ。 (続きを読む)
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Saturday, July 11th, 2020
新型コロナウィルスの流行により、在宅勤務とかテレワークといった勤務形態が注目されている。
私の娘も、人並み(?)に、在宅勤務を命じられた。いまのところ、私が想像していた以上に新しい働き方にアダプトしているよう見受けられる。1〜2ヶ月という期間では、何の問題もなくやり過ごすことができるだろうが、これが長期にわたり常態化してくるといろいろ難しい問題が生じるに違いない。多少、心配だ。
今回のコロナ騒ぎを契機に、一挙に、働き方を変えてしまおうという、私から見ると多少「悪ノリ」の気配も出てきた。マスコミのなかには、「新しい働き方」として、こうした動きを推し進めようとするものもある。 (続きを読む)
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今月の初めから入院生活を送っている。今日で7日目、あと数日で退院し、その後は外来治療をすることになっている。
5年前には糖尿病治療のため自宅近所の公立病院に入院。そして、10年前には盲腸炎で1週間入院した。このところ、5年ごとに、入院を繰り返している。この歳になると、病院のお世話になる回数も増える。
今回の入院は、15年前に治療を終え治癒したはずと思っていたリンパ種が再発、その治療のための入院だ。15年も経って再発するようなことはないと思っていたので、再発に気づいた時には、正直、驚いた。
ただ、この15年間、いつの日かこの日がやってくるに違いないと、定期的に経過観察をしてもらっていたので、素早く対応することができた。また、心の準備もできていた。15年前に発症した時には、正直、狼狽たが、今回はそれなりに冷静に対処できた。ある種の「危機管理」が出来ていたように思う。 (続きを読む)
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本書は朝日新聞に2014年から連載されている「月刊安心新聞」および「月刊安心新聞plus」というコラムを纏めたものという。
2020年までの6年間にわたり、その時々の出来事を著者の視点から分析、解説されている。私にとって、そういう出来事もあったな程度のトピックも、著者により時代的背景を含めて分析解説されると、なるほどそういうことだったのかと再確認させてくれる。
扱われているトピックは、タイトルの「リスク」あるいは「安心」と関わりのあるものでかなり広範囲なものだ。とても一人では取り扱うことのできない領域に及ぶ。逆にいえば、「リスク」とか「安心」というものは少数の領域では議論できない代物かもしれない。
それにしても、わずか6年間という間に大きな事件が起きていたのに気づかされた。
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