Archive for January, 2023
Friday, January 27th, 2023
やっとコロナが感染症法の2類相当から5類に「緩和」されるようだ。
5類から2類になることにより、コロナの扱いは季節性インフルエンザと同様の扱いになり、第一に、感染者や濃厚接触者の法的な待期期間はなくなる。移行に伴ない医療体制や医療費の扱いが変わる。
「5類」以降で、どのような変化が生じるか日経電子版(1/27版)の図を以下に転載(一部改):
この図のなかで私が関心があるのは、後半の3つの項目、医療費が「公費負担」から「公費を段階的に縮小」になること、診療が、「発熱外来が中心」から「段階的に拡大」すること、そして「マスク」が「屋内で推奨」から「原則不要」となること。
まず、医療費についてだが、公費を段階的に縮小なんていわず、通常の医療の扱いにすれば良いのではと考える。ワクチン接種の費用だって、季節性インフルエンザと同様に希望者のみの摂取とし、有料で問題ないのではないか。私の居住する自治体では、高齢者に対して、インフルエンザのワクチン接種は無料となっているが、その程度の扱いで問題ないと思う。
次に、診療の形態については、ほかの疾病と同じ扱いにしても問題ない。むしろ、早期に同じ扱いとすべきと考える。私自身、昨年はコロナ以外で入退院を繰り返したが、この「発熱外来」の扱いは、本当に迷惑だった。具合が悪くて診療を受けようにも、さまざまな制限があり、まともな診療を受けることができないこともあった。
当然、診療の必要な状態にあっても、抗原検査あるいはPCR検査なしでは診断されないという状態であった。それに、入院時には、家族との面会は「原則」認められず、本当に不便な状態が強いられた。入院時に家族との面会が認められないということになると困ってしまう。5類移行で、コロナも他の疾患と同じ扱いにすべきだ。
マスクの着用については、個々人の判断に委ねたほうがよい。コロナでなくても、春になり花粉症の季節になると、いたるところでマスクが着用されることになるが、マスクをするというのはコミュニケーションを阻害するもので、「不要」とするのがよい。
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Saturday, January 21st, 2023
今朝の日経(1/21付朝刊)にフランスの年金改悪に反対するストの話がでていた。年金生活者として、年金制度改悪に反対するフランス国民の反応には感心する。
我が国の年金は、物価上昇に対応するかたちで1.9~2.2%増ということになるというが、「マクロ経済スライド」発動で22年の物価の伸び(2.5%)にも満たず、実質目減りするということになる。年金制度の維持を考えるとこうなるということのようだが、年金生活者の身としては何とも切ない話だ。
これに比べてフランスの「年金闘争」は大変な勢いになっている。いつものこととはいえ、19日に大規模あストライキが実施され、フランス政府の年金「改悪」は簡単には許さない状況になっている。
日経記事(「仏、反年金改革デモに112万人 インフレで拍車、政権に試練」)のリード文を以下転載:
2期目に入ったフランスのマクロン政権が試練に直面している。年金制度の改革案に労組が一斉に反発し、全土で大規模なデモが発生した。政権は財政安定化のために改革が必要だと訴えるが、有権者の反対を押し切れば支持率低下は避けられない。高インフレで国民の不満は高まっており、反対運動は長期化する可能性もある。
フランス政府の年金改革案は、「現在62歳の受給開始年齢を段階的に遅らせ、30年に64歳とすること、・・年金の最低支給額を23年から月額1200ユーロ(約17万円)程度と、現状より100ユーロ程度引き上げること」といったもの。
この改革案に反対するデモ参加者は112万人にものぼるとともに、全国規模のストライクが行われており、国民的な支持を受けているように見受けられる。
日本では、年金生活者は邪魔者扱いにされているように感じるが、フランスは全国民的な運動として年金制度を維持しようとする勢いを感じる。うらやましい。
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Saturday, January 21st, 2023
寒くなってきて電気代が気になる。東京電力の「くらしTEPCO web」」で毎日の電気使用量を確認しながら「節電(?)」に励んでいる。
昨日(1月20日)の料金を確認してみると、それ以前の料金よりかなり安くなっていることに気づいた。2月分から政府の負担軽減策により1kwhあたり7円軽減されるので、この効果で安くなっているようだ。
ここ1週間の1日あたりの電気使用量と1kwhあたりの単価を並べてみると以下のようになっている。
日付(日) |
使用料(kwh) |
料金(円) |
単価(円/kwh) |
1/13 |
16.3 |
666 |
40.9 |
14 |
15.1 |
587 |
38.9 |
15 |
14.3 |
548 |
38.3 |
16 |
19.3 |
744 |
38.5 |
17 |
21.7 |
861 |
39.7 |
18 |
19.2 |
744 |
38.8 |
19 |
19.7 |
744 |
39.8 |
20 |
17.2 |
483 |
28.1 |
表からわかるように、1月13日~19日までの単価がほぼ39円/kwhなのだが、昨日は28.1(円/kw/h)と10円程度安くなっている。
我が家の場合、1kwhあたり10円程度安くなっている。政府の軽減策では1kwhあたり7円の値下げをすることになるというので、その値下げ分さらに安くなっているようだ。
2月1日請求予定の1月分の電気使用量は630kwhで料金は24,020円(消費税込み)ということになっているので、これから1kwhあたりの電気料単価を計算すると38.1円になり、19日までの上の表で計算した単価と一致している。
この単価だと、ひと月分の使用量が600kwhとすると、一か月あたり6,000円程度安くなるようだ。この寒い時期、本当に助かる。
因みに、我が家の東電との契約は、「従量電灯B」(50アンペア)という自由化前の規制料金。最近、高騰している「自由料金」でなかったことは幸運だった。
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Tuesday, January 17th, 2023
日経夕刊(1/17付)に「中国、61年ぶり人口減 昨年末 -少子化止まらず 出生数、初の1000万人割れ」という衝撃的なニュースにであった。
この記事のリード文を以下に転載:
中国国家統計局が17日発表した2022年末の総人口は14億1175万人で、21年末から85万人減った。61年ぶりに減少した。22年の出生数は106万人減の956万人となり、2年連続で1949年の建国以来の最少を記録した。
中国が今のように経済大国になる水分前の話であるが、お世話になっていた先輩が「人口の多さは国の力の強さ」と主張されていた。そんなことあるのかななんて思っていたが、その後の中国の変化をみると先輩の話、正しかったなと思ったりした。
その中国の人口が減少に向かい始め、今後も「出生適齢期の若い女性が減るため、少子化はさらに加速しそうだ」という。この少子化の流れに加えて、高齢化が進んでおり、中国経済の将来はバラ色ではなさそうだ。無敵の中国もいよいよ転機かなと思ったところだ。
この中国に代わり、インドの人口が世界一になる見通しだという。中国が担ってきた「世界の工場」そして「世界の消費国」としての役割をインドが担うことになる。
あらためて、「人口の多さは国の力の強さ」という先輩の話を思い出す。
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Saturday, January 14th, 2023
不思議で気になる日経の記事を読んだ。
アメリカではコロナ後「仕事への熱意が低く最低限の仕事しかしない『静かな退職』ブームが広がっている」という記事だ。
この記事、日経電子版(1月14日6:45配信)に掲載の「米男性の労働、年16時間短く コロナで『静かな退職』」と題するもの。記事のリード文を以下、転載:
米国で自発的に労働時間を減らす動きが出ていることが米大学の研究でわかった。25歳~39歳の男性が自発的に労働時間を年16時間減らした。米国では新型コロナウイルス禍に伴い、仕事への熱意が低く最低限の仕事しかしない「静かな退職」ブームが広がっており、労働時間の短縮につながっているようだ。
少し前になるが、FIREと呼ばれるライフスタイルが注目されていた。FIREというのは Financial Independence, Retire Early movement の略で、一言でいうと「さっさと金を貯めて遊んでても生活できる条件を整えて早期退職しよう」というものだったように思う。私のような怠け者にとっては、憧れのライフスタイルではあるが、これを実現するには、十分な貯蓄そして十分な投資能力が必要ということを考えると、とても私には達成できるようには思えなかった。
うえに紹介した日系記事の「静かな退職」ブームというものと殆ど同じながれのように思うのであるが、「仕事への熱意」がなく「最低限の仕事」しかしないというのであるから、FIREのようなライフスタイルの前提となる「貯蓄」をいつやるのか疑問だ。悪くいえば、その日暮らしの生活で、困難に直面したら誰かに寄生するという単なる怠け者が増えているのではと思ってしまう。
健全な社会が成立するには、国民が働く意欲を失なわない国、システムでなくてはならない。コロナ騒ぎのなかでやたらに金のバラマキが行われ、労働意欲そのものを削ぐようなことはあってはならない。
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