Archive for April, 2020



更新されない「再生産数」(日経記事より) – コロナウィルスとの闘い

Wednesday, April 29th, 2020

日経電子版(4/28 22:30、4/29 5:59 更新)の「コロナ再生産数、更新止まった日本 足らぬ集合知 拡大か収束か見通せず」という記事、興味深く読んだ。

この記事、新型コロナ対策の感染拡大傾向の把握に欠くことのできない「(実効)再生産数」が4月1日以降全く公表されていないことに疑問を呈している。

さらに、記事では現状を次のように解説する(以下、抜粋):

再生産数は高度な数学を駆使した数理モデルによって導かれる。感染者数やその増え方などからはじき出すが、計算式をどのように設定し、より現実に近づけるかは研究者の腕のみせどころだ。

日本では、厚生労働省クラスター対策班のメンバーである北海道大学の西浦博教授が一手に引き受けている。国や自治体の新型コロナ対策は西浦教授らのグループの試算に基づいている。ここに日本が抱える感染症対策の大きな課題がある。

上述した記事の抜粋、我が国の新型コロナ対策を担う「専門家グループ」への不信を表明したものと感じた。 (続きを読む)



「国家を強権化させない」で克服を(江川紹子)- コロナウィルスとの闘い

Saturday, April 25th, 2020

新型コロナウィルスが蔓延するなか、さまざま主張されている。

こういうとき怖いのは、国民の私権を「極端」に制限する流れではないか。新型コロナウィルスも怖いけど、「国家の強権化」はもっと怖い。

そんななか、江川紹子さんのツィートを見かけた。私も同じ思い。

以下に(無断で)ツィートを張り付けておいた。

女優の杏さんが加川良の「教訓 Ⅰ」をカバーし、話題になっていた。

加川良が「教訓 Ⅰ」で主張したところは、おそらく、江川さんの思いと同じ。「カン違い」して「国難」キャンペーンに乗りたくない。(「終戦70年を迎え『戦争に反対する』とはどういうことかを考えた」)

ついでに安倍の「積極的平和主義」に反対。
  



気になったニュース: NY原油先物 価格がマイナス!

Tuesday, April 21st, 2020

今朝の日経電子版(4/21 6:53更新)に「NY原油先物、初の価格「マイナス」 5月物投げ売り殺到」という記事がでていた。

記事のリード文を以下に転載:

20日のニューヨーク原油先物市場で史上初めて価格がマイナスとなった。原油需要が激減するなかで在庫が増え、保管スペースが枯渇。買い手がつかなくなった。ファンドが投げ売りし1分で10ドル以上下落する場面もあった。21日に取引を終える5月物だけの局所的な話だが、世界を代表する国際商品市場で極めて異例の事態だ。

原油価格がマイナスということは、「現金をつけるから原油を引き取ってくれ」ということになる。

新聞記事によると、この現象(今のところ)5月物に限る話で一時的なものとの話だが、ひとたびバランスが崩れるとこんなことも起きるのかと驚いてしまった。

新型コロナウィルスによる影響と、OPEC、ロシアが減産体制ができないことが原因のようだ。

今朝、近所のガソリンスタンドで給油したらリッターあたり115円だった。今から4年前(2016年)に100円を切っていたことがある(「ガソリン・灯油 そろそろ底値かな?」)。ガソリン価格まで波及するのかな?

コロナウィルスの蔓延、こんなかたちで影響するのかと感心してところ。



SIR 感染モデル 介入の効果の取り込み -コロナウィルスとの闘い

Sunday, April 19th, 2020

SIR感染モデルに基づき、新型コロナウィルスの感染拡大をPythonを用いてシミュレートしてみた。シミュレーションでは、感染拡大を緩和するための介入措置がどのような効果を及ぼすかをみてみた。

下掲した図は、予測計算の一例。人口100,000人の集団において、ひとりの感染者が発生した時点から時間(日数)推移にともなう感染者数の変化を計算している。縦軸は感染者数。

図示した計算では、感染率 β:1.5(/day)、回復率 γ:0.07(/day) の環境で感染が拡大しているとき、感染者発生から120日目に介入をし、感染率β:0.03とする措置を200日まで(80日間)継続。その後、感染率が元の状態に戻るとした。

介入措置を有効とする期間内では感染者数を下げることはできるが、措置解除後の2波の感染者数の増加を見のがしてはならない。介入は医療システムの維持のための時間かせぎ。結局は、ワクチン、治療薬、あるいは集団免疫が成立するのを待つことになる。
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感染拡大シミュレーションを信じるべき? -コロナウィルスとの闘い

Wednesday, April 15th, 2020

連日、新型コロナウィルス感染拡大への恐怖が語られている。

日経電子版(11/15 11:10)には、「『対策ゼロなら40万人死亡』 厚労省クラスター対策班」なる記事がでていた。これを読み、失礼ながら「単なる」シミュレーションごときで、これだけ国民を恐怖に陥れるようなことをしてもいいのだろうか、と疑問に思った。

なにか、国中が心理学でいう「Group Thinking」のループに入ってしまったように感じている。こういう状況では、悲観的な見解に同意しないと、なにか悪いことをしているような気分になってしまう。恐ろしいことだ。 (続きを読む)