やっとオープン

November 21, 2007 – 8:32 pm

ここ2ヶ月間、自宅でPCを組み立て、Linux(CentOS5)をインストール、必要な設定を行い、小規模なWebサーバを構築した。このサーバ上に、Movable Type4(MT4)をインストールし、不満足ながら、自前でブログを発信できる環境が整った。これから、サーバシステムの改良、MT4のカスタマイズなどの作業が必要になる。試験的に、このブログをオープンし、我が家のサーバ構築作業を発信することにした。

何故、今、Linux? Linuxの先進性が謳われて久しい。システム構築に必要なソフトが無償で公開され入手できるとされ、マイクロソフトのWindowsに代わるものといわれている。また、非力な計算機リソースでも、十分動作するシステムを構築することができるようだ。一部の地方公共団体においては、全てのシステムをLinux上で展開しているとの話もある。

どこまで、こうした「評判」は本当なのか?一度、Linuxでシステムを構築し、その真偽を試してみたいと思っていた。会社勤めで、少しは計算機を扱ったことはある。その際、業務上の必要から、Linuxで仕事をした経験は多少はある。その程度のスキルで、どの程度のシステムが自力で構築できるのか、技術的な興味はつきない。

最近のインターネット環境の進歩には驚くものがある。6年前、我が家にも100Mbpsの光回線が来た。10年前には考えられない通信環境である。こうした通信環境、我が家では、単にWeb上でのHP閲覧、VoIP電話など、便利な家電製品の一部として利用しているに過ぎない。

これだけの通信回線、工夫次第で、さらに活用できるのではないか。安価に、自前の情報発信源を構築することができるのではないか?しかし、通信環境を含むハード面に加え、それらを十分に活用・運用するには、十分なセキュリティを確保する必要がある。自力でそのようなことができるのか?運用に必要な技術情報はインターネット上の公開情報のみで足りるのか?自宅で計算機サーバを動作させるに必要な電気代などランニングコストはどの程度になるのか?などなど考えなければならない課題も数多い。

ブログ、HPサイトの開設が大流行である。計算機の知識などなくても、なんらかの情報発信しようとすると、簡単に自前のサイトを開設することができるようになった。今や、独自のHP、ブログのサイトを開設するのは当たり前になっているようだ。

これらのブログ、HPサイトの開設は、有料、無料のレンタルサーバ上で行うのが一般的のようである。レンタルサーバを活用すれば、確かに、上記の様々な課題を考える必要もない。こうしたレンタルサーバのうち、GoogleのBloggerとか、マイクロソフトのOffice Liveなどを活用して、ブログ、HP開設を試みたこともある。しかし、無料のサービスだったということもあるのか、かなり制約を感じた。

自宅で自前のサーバを立ち上げると、こうした制約からも解放されるのではないのか?興味深い。

当然のことながら、自前のサーバ運営に必要な、さまざまな課題を解決することが必要になる。しかし、こうした課題解決自体は、自分の技術スキルを向上させるという点で、これまた興味深いものではないか。

こうした興味から自前の自宅サーバを立ち上げた。これから、このブログを通じて、リアルタイムに我が家のサーバの構築・運用状況について、できるだけ詳細に報告することにしたい。


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