気になったニュース: 世界の民主主義は冷戦期並み低水準!!
March 13, 2024 – 11:36 am日経朝刊(3/13付け)に「世界の民主主義退潮 昨年、冷戦期並み低水準 南アジアや東欧鮮明」と題する記事があった。民主主義の程度が冷戦期と同じになったというから穏やかではない。
記事のリード文を以下に転載:
世界で民主主義の退潮が止まらない。スウェーデンの独立調査機関V-Dem研究所によると、2023年は世界の民主主義の度合いが1985年以来の低水準となった。インドやハンガリーが強権体制を鮮明にしているためだ。24年は多くの国・地域で選挙が実施されるが、権威主義が強まるリスクがある。
「民主主義の度合い」のを評価するのに、V-Dem研究所は、「170カ国のコーディネーターと3000人の専門家により、350項目以上の指標を集めて比較」しており、ここで得られた評価データは世界銀行とか各種国際機関で活用されるものだという。指数の算出には、「公正な選挙に加え、三権分立や法の下の平等、表現・結社の自由などを加味して算出されるのだという。
我が国は、集計対象179カ国中、30位。主要7か国(G7)では最下位が続いているという。わが国に対する評価が低いのには、「女性議員の少なさなど政治参加の指標が低いことが響いている」そうだ。
こういう類の評価では、デンマークとかスウェーデンといった北欧の国々が上位になるようだ。我が国はというと、いつも低い評価を与えられるというのには、多少、残念という感じを受けるのは正直なところだ。
ただ、この種の数値化して評価するというのは、実感と多少かけ離れたところもなくはない。私が居住する茨城県は、魅力度ランキングでいつも下位で、昨年度は再下位になっている。住民の実感からいったら、そんなに魅力がないとは思えない。ま、「民主主義の程度」なんてのを数値化し、評価するというのに、どんな意味があるのか多少の疑問も感じなくはない。
そうはいうものの、世界の動き、かなりやばい状態になっているというのは本当だろう。