Archive for January, 2024
Thursday, January 11th, 2024
今朝のNHKBSワールドニュースをぼんやり眺めていたら、イギリス(BBC)のニュースの冒頭に富士通のロゴが映し出されていた。
このニュース、英国の郵便局で富士通の英子会社の納入した会計システムのバグが原因で横領や不正経理の罪に問われた郵便局長などの被害者に対する賠償・名誉回復が図られるということを報じたものだった。
日経の電子版(1/10配信)でも、この事件を「英郵便の冤罪、富士通批判が再燃 スナク氏「救済新法」」で、比較的詳しく、報じていた。日経記事のリード文を以下転載:
英国の郵便局長らが現金を盗んだなどとして起訴された大規模な冤罪(えんざい)事件をめぐり、欠陥のある会計システムを納入した富士通への批判が再燃している。スナク首相は10日、巻き込まれた局長らを救済するため「新たな法律を導入する」と述べた。議員の間では富士通に賠償を求める声も上がっている。
事件は1999年から2015年に起きた。窓口の現金が会計システム上の残高よりも少なくなり、700人以上の郵便局長らが横領や不正経理の罪に問われた。局長らは委託元の英ポストオフィスから補塡の要求を受けて借金したり、収監されたりした。
この会計システムを巡る事件については、日経電子版(2020年3月27日配信)に「英郵便局長550人が冤罪被害 「犯人」はバグだった」に詳しく報じられている。以下、この記事のリード文を転載:
英国郵便局の窓口業務を手がける英ポストオフィスで大量の冤罪(えんざい)が生じた。長年にわたって郵便局長550人に、誤って横領の罪を着せていた。20年ほど前に富士通の英子会社が構築し運用する勘定系システムにバグがあり、窓口の現金とシステム上の残高に不整合が頻発していたのが原因だった。ポストオフィスは同社を訴えていた郵便局長に合計5800万ポンド(約80億円)を賠償する。
二つの記事を読むと、会計システムのバグが多くのひとの人生を狂わすような事件に発展したというのには驚かされた。
20年以上前の事件で、会計システムの導入が一般的でない時代だったように思う。会計システムを制作・納入した富士通の子会社は、1990年ころの日本のバブルさなかに富士通が子会社化したものでもともとICLという会社だったように思う。私の記憶では、ICLというのは汎用機などに関わる大きな会社だったはずだ。
それにしても、富士通という会社、こういう事件がおきるとすぐ顔をだすような気がする。昔の話とはいえ、富士通の責任も問題にされるに違いない。
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Friday, January 5th, 2024
新年の恒例行事にしている2023年分の確定(還付)申告書類の作成を(ほぼ)完了した。
確認用の申告書をもう一度確認し直して、e-Taxで送付する予定。
申告書類は、私と妻の二人分を同時に作成した。私の申告書に「配偶者の総所得」を記入することになるので同時に行うことになる。
確定申告をすることで、企業年金基金分の年金、そして株式配当に対する源泉徴収分の還付を受けることができる。年金生活者の私たちにとっては少額とはいえ有難い。多少の小遣い程度にはなる。
昨年もそうであったが、マイナポータルから「公的年金等の源泉徴収票」と「医療費通知情報(保険診療分)」をダウンロードした。
「公的年金等の源泉徴収票」については、昨年暮れ(12/29)に日本年金機構から「【ねんきんネット】電子版「公的年金等の源泉徴収票」についてのお知らせ」との電子メールが送られてきたので、ここで記されている手続きで比較的簡単に入手することができた。
マイナポータルの「医療費通知情報」については、残念ながら昨年10月までしかないので、2か月分の医療費については医療機関で入手した領収書の記載で補った。多少の不便を感じるが、私が最初に確定申告したときには、税務署に医療費の領収書を送付することが義務付けられていたのを考えると、随分進歩したように思う。
生命保険(がん保険)と地震保険の控除証明書は昨年9月にはやばやと受け取っていたのでこれを転記。
社会保険の控除分のうち、国民健康保険税と後期高齢者医療保険の支払い済み証が村役場から1月半ば以降に送られてくることになっているが、手元の領収書の金額を記入。
企業年金基金分の年金の源泉徴収票は、やはり1月中旬に送られてくることになっているが、年金額に変化がないので、昨年の源泉徴収票の情報を転記した。フライングという感じもしないでもないが多分問題ないだろう。
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Wednesday, January 3rd, 2024
昨日(2日)午後、NHKを見ていると羽田で何かが炎上している画面が映された。しばらくすると画面はJAL機がエンジン部分から炎を出しているのを捉え、続いて飛行機の窓から炎が噴き出し始めているのが確認された。
炎に包まれたJAL機に乗客が乗っているとは信じたくなかったが、これが札幌(新千歳)発羽田行きのJAL516便で400人もの乗客・乗員が乗っていると知らされたときには絶望的な気分になった。飛行機が炎に包まれているなか乗客が無事なわけないと思った。能登半島を震源とする大地震に引き続いく大変な災害。2024年をこのような形で迎えることになるとは思いもよらなかった。
間もなくTV画面上には焼け落ちるJAL機の映像が映りだされた。上掲の写真は、私がTV画面上に見たその状態(写真は日経記事から転載)。
しばらくすると、乗客・乗員が全員無事脱出したとの報。まさに「奇跡」の救出劇。日本航空の乗員の日頃の訓練に裏付けられた乗客の避難誘導には感謝の言葉しかない。
主翼部分が最初に燃えていることから、(あまり詳しくはないが)おそらく中央部分からの避難出口は使えないはずだ。利用可能な避難出口が制限されたなかで、400人もの乗客・乗員が短時間に脱出できたというのは信じられない。本当に奇跡だ。
この脱出劇、航空運輸の世界では、今後、模範的な教材として扱われると想像する。
日本のマスコミ報道では、このあたりが十分に評価されたものになっていないような気がする。この事故を報じているCNNのタイトルのうちのひとつは次のようなもの:
Aviation industry experts say it appears to have been fast reactions of crew that saved hundreds onboard Japan Airlines plane
乗員の適格な対応が乗客全員の命を救った。
大変な新年を迎えた我が国、まだまだ捨てたものではない。
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Monday, January 1st, 2024
新しい年を迎えた
例年どおり平穏な元旦になると思っていたら、スマホに「緊急地震速報」が流れている。
緊急地震速報からかなりの時間をおいてそれなりの揺れを感じた。時間の遅れから地震発生源は我が家からかなり離れたところではあるが、かなりの大地震と予想。
石川県能登地方に震度7を超える地震だ。そして引き続いて「大津波警報」も発報されている。
今、テレビからは「津波だ逃げろ」との切迫した声。「命が大切、とにかく逃げろ、振り返らないで、高台に逃げろ」とのメッセージが繰り返されている。実際の津波がどのようになるのかはわからないが、「命を守れ」とのメッセージからはかなりの危機感を覚える。
新年早々の大地震、さまざまな危機に対する準備を怠るなとのメッセージと受け取った。
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