J-Alert発報と資源ごみ収集活動

September 16, 2017 – 12:52 am

昨朝7時に例のJ-Alertが発報した。北朝鮮のミサイルが日本上空を飛来したのを受けての警報だ。スマホの緊急通報がけたたましく鳴り、私の住む町の緊急通報設備では気味の悪いサイレンが鳴動した。

このJ-Alertの内容は以下のものだ。

緊急速報
政府からの発表
2017/09/15/ 07:00
「ミサイル発射、ミサイル発射、北朝鮮からミサイルが発射された模様です。建物の中、又は地下に避難して下さい。」
(総務省消防庁)

我々住民は、この警報を、避難「指示」と受け止めるべきように思う。指示の中身は、「外にはでてはいけない」「(屋外の)活動は行わないで、至急、(最低)建物のなかに避難しなさい」ということの筈だ。

私の周辺の対応は?
さて、J-Alert発報時に、住民はどのような対応したのか?

ひとつの例として、私の周辺に起きたことを、以下、記しておく。

きっと、同じようなことが他の地域でもあったと想像する。

私の住む地域では、今朝のJ-Alertが鳴動したのと同じ時間に毎週週一で行われている「資源ごみの収集」活動がスタートすることになっていた。屋外のゴミ収集場所には、当番の自治会員が作業を行っていた。

この「資源ごみ」収集活動、地域の自治会がごみの収集・取りまとめをし、自治体が契約する業者が集荷・運搬する仕組みになっている。資源ごみの売却益は自治会の貴重な収入源となる。集積場所に持ち込まれた「資源ごみ」のとりまとめは、自治会員が当番制で行っている。

J-Alerat発報のとき、作業をしていた自治会員は、どのように対応したのだろう。

おそらく、皆さん困惑しながら、「屋外」のゴミ収集場所で事態が過ぎ去る(ミサイルが飛び去る)のを期待しながら、立ち尽くしていた、あるいは作業を継続していたと想像する。少なくとも、私が15分後に「資源ごみ」を持ち込んだときには、収集作業は滞りなく行われていた。

自治体が関与する「資源ごみ収集活動」は、J-Alertの発報があっても、「屋内に退避」することもなく、継続して実施されていたことになる。この事態、自治体はどのように考えるのだろう。

作業を行っていた自治会員の皆さんにとっては、どのような対応が適切か判断しようにも、その場に立ち尽くす以外に選択肢がなかったように思う。今回のようなJ-Alertの発報というような緊急事態が発生した際、どのように対応するのか事前には何の取り決めもないからである。雨が降っても槍(ミサイル)が降っても「資源ごみ」の収集活動を行うことになる。

なんか変ではないかと思った。こんなこと考えるのは私だけなのだろうか?

どうでもいい話ではあるが、今回のJ-Alertを受けたときに考えたことを一応メモしておいた。

毎度のまとまりのない話。


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