石破首相の「商品券配布問題」で思ったこと
March 16, 2025 – 11:49 am石破首相が衆院当選1回議員にお土産と称して商品券を配布した話、なんとも情けない話と思った。
この行為が政治資金規正法に触れるかどうかと議論されているようだが、私の感想は少し違う。長い間、望んでいた首相の席、やっと手に入れたことで、本人がイメージしていた総理大臣というものの在り方を「実践・表現」したことなのだろう。
石破の総理大臣のイメージは、古臭い「家父長的」なイメージで、彼が政治の師とする田中角栄のふるまいに倣ったものと考えると合点がゆく。
日経電子版(3/15 17:56配信)の記事「商品券問題、石破茂首相『理解得るためさらなる努力』」に、「理解を得るためにさらなる努力が必要だ」と述べたとの報道されている。石破が理解して欲しいというのは、この「家父長的」なふるまいをとるのは、首相として当然であることを理解して欲しいといっているのだろう。
随分馬鹿にした話だ。一回生議員といってもいい歳をしたそれなりに常識のある大人に対し、取るに足りない額の商品券を配布するセンスのなさなど誰も理解するわけはない。
おそらく、師と仰ぐ田中角栄の真似をしたかったのだろう。今回の行為が法に触れるかどうかという問題以前に、こうした卑しい行為を是とすることこそ問題にすべきものだろう。
さっさと退陣することだけが、残された道なのではないかと考える。