Archive for the ‘科学・技術・原子力問題’ Category



「科学文明に未来はあるか」(野坂昭如編著)を読んで

Sunday, April 6th, 2008

今日も本棚を整理していたら、興味深い本を見つけた。野坂昭如編著「科学文明に未来はあるか」(岩波新書:1983年3月 第1刷発行)だ。‘80年代はじめといえば、ほぼ30年前。このごろ、「科学文明」についてどのような議論が行われていたのか、思い起こしながら読み直してみた。
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冷えていく地球

Monday, March 31st, 2008

何年かぶりに本棚を整理していたら、「冷えていく地球」なるタイトルの文庫本をみつけた。この文庫本、角川文庫として昭和56年6月10日初版発行、著者は根本順吉となっている。今から24年前に出版されたものだ。私自身が購入したものには違いないのだが、どのような内容だったか全く記憶にない。今、地球温暖化が大問題になっている。わずか二十数年前、全く逆に「冷えていく地球」なる議論があったとは。早速、読み直してみた。

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太陽光発電の電気いくらで売れる?

Tuesday, March 4th, 2008

一般家庭で太陽光発電をすると、余った電気は電力会社が買い取ってくれるという。では、どれくらいの値段で買い取ってくれるのだろう。買い取り価格は、結構、重要な話だと思う。太陽光発電が可能なのは、当然、太陽が昇っている昼間だけだ。夜間は電力会社からの電力を買うことになる。買値より売値がずっと低かったら、単に、電力会社のために発電システムを作ったということになってしまう。買値を調べようと東京電力のHPを覗いてみた。

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太陽光発電で我が家のエネルギー自給は可能?

Monday, March 3rd, 2008

近所のご主人から、光熱費の支出が月1万円以下に収まっているとの話を聞いた。いま話題のオール電化にしているとのことだ。このお家、2世帯住宅で、家族は5人の世帯だ。我が家に比べて、光熱費は高いはずなのに、どういうことだろうと不思議に思っていた。3年前くらいに新築され、断熱性の高いお家だからなのかなと思っていた。最近、このお家の屋根にシャープの太陽光発電用パネルが取り付けてあるのに気がついた。どうやら、光熱費の安い秘密は、太陽光発電にあるらしい。

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科学・サイエンス教育のありかた

Saturday, February 16th, 2008

2月3日付けの日経朝刊に「科学」、「サイエンス」の国民の意識について興味深い記事をふたつみつけた。ひとつは、内閣府調査結果についての報道、「環境やエネルギー問題『科学で解決』6割」というものだ。もうひとつは、毎週日曜日に掲載されるインタビュー記事「かがくCafé」の「文・理問わずサイエンスを」だ。どちらも、科学・サイエンスに対する国民の意識、そしてその教育のありかたを考えるうえで興味深いものである。

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