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素人的経済観測: 貿易赤字最大、経常収支はまだ黒字

Thursday, November 17th, 2022

日経電子版(11/17 10:54更新)に「日本の貿易赤字2.1兆円、10月で最大 円安・資源高響く」と報じられていた。

この日経記事のリード文を以下転載:

財務省が17日発表した10月の貿易統計速報によると、輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は2兆1622億円の赤字だった。10月としては、比較可能な1979年以降で最大の赤字となった。円安と資源高により、輸入額が前年同月比で大幅に増えた。

貿易赤字は15カ月連続で、3カ月続けて2兆円を超える赤字となった。10月以外を含めると、過去5番目に大きい赤字だった。

我が国の富が海外に流れている残念な結果であるが、同じく日経電子版(11/9)には、「経常黒字58%減の4.8兆円 4~9月、14年度以来の低水準」という記事がでている。

この後者の記事のリード文は以下:

財務省が9日発表した2022年度上期(4~9月)の国際収支統計の速報値によると、貿易や投資などの海外との取引状況を表す経常収支は4兆8458億円の黒字だった。前年同期から6兆8627億円(58.6%)減り、上期としては2兆8163億円だった14年度以来の低水準となった。円安と資源高でエネルギー関連の輸入額が膨らんだ。

日本経済、弱りきっているとはいえ、経常収支をみるとなんとか黒字を維持している。少しは安心する。国内では、くしゃくしゃになっているものの、海外での儲けを含めると、それなりにがんばっている我が国の姿が見えるように思う。

頑張れニッポン。
  



気になったニュース: 「日経平均3万円回復 90年8月以来」

Monday, February 15th, 2021

日経平均が3万円を「一時的に」回復した。バブルが崩壊した90年8月以来の回復。

このニュース、テレビのニュース速報でも報じていた。瞬間的に3万円に到達した後、利益確定の動きかどうかは分からないが低下の傾向になっているところだ。

日経電子版の関連記事には、バブル期以来の日経平均の動きチャートが表示されている。この30年間に起きたニュースと日経平均の動きを重ねて俯瞰できる資料と思ったので、記事のリード文とともに以下メモしておいた。

15日の東京株式市場で日経平均株価が一時、3万円の大台を回復した。3万円台を付けるのは1990年8月以来、30年6カ月ぶり。企業業績の改善に加え、欧米に続いて日本でも新型コロナウイルスのワクチン接種が本格的に始まる見込みとなり、「コロナ後」の経済回復への期待が高まった。一方、世界的な財政拡大や金融緩和が株高を加速させている面もあり、過熱を警戒する声も根強い。

株式に限らず投資というものに全く縁がない私であるが、30年前のバブル期の日本経済のすごかったことはよく憶えている。今後、日本経済がどう動くか興味津々だ。「夢よもう一度」なんて思ってしまったりする。

最近の株高、コロナ騒ぎの世界的な「金融緩和」で生じた一時的なものであるのかどうかは素人では判断できない。

ただただ、日本の復活を期待するだけ。
  



年間100兆円を使うシニア消費者!?

Monday, December 10th, 2012

日曜にはコンビニで日経を買う。
今日の日経(12/10朝刊)に興味深い記事がでていた。
「シニア世代」が年間100兆円のお金を使う消費者だというのだ。これは、特集記事「シニアが拓く」のなかにある一節だ。こんなに凄いのかとあらためて感心してしまった。
この記事には、年金世代の消費実態について興味深いデータがいろいろ書いてある。
メモしておいた。 (続きを読む)



素人的経済観測:我が国の貿易収支・所得収支・経常収支

Sunday, July 8th, 2012

日経(7月8日朝刊)に、2005年度から昨年まで7年間の国際収支(貿易収支、所得収支、経常収支)の推移を表す図が掲載されていた(右に転載)。

この図から、我が国の国際収支が依然として黒字を維持していることが理解できる。我が国の経済的状態を表現する基本的なデータのひとつとして、メモしておくことにした。 (続きを読む)



素人的経済観測:JTの好調は海外展開というのだが・・・

Friday, June 15th, 2012

 日本の製造業の進むべき道ということで、興味深い記事を見かけた。日経(6/3朝刊)の「時価総額 JT, NTTを逆転 ホンダにも急接近」と題する記事だ。この記事には、右の図と表(JT、NTT、ホンダの時価総額のここ4年の変動、12日終値ベースの時価総額ランキング)が掲げられていた。このJTの好調さの要因は海外展開を軸にした成長性にあるようだ。

が、しかし・・・。多少のうしろめたさも感じてしまう、この記事。 (続きを読む)