尋常性乾癬の治療(個人的メモ)
June 23, 2017 – 11:55 am尋常性乾癬という皮膚病を患ってる。もう発症してから4,5年経つ。
いままで何件もの皮膚科で受診し治療を試みたが、症状は一進一退。効果を確信するところまでには至ってない。
2週間ほど前に受診した病院でオデズラ錠という「新薬」を処方してもらった。この薬を服用したところ、効果がありそうな気配を感じているところ。ちょっとだけ期待しているところだ。
このエントリーでは、「尋常性乾癬」の発症から、いままで受診した皮膚科での治療歴をまとめておくことにした。今後の治療に多少は役に立つかもしれない。
尋常性乾癬という皮膚病:
この皮膚病、以下のような症状(乾癬ネットより転載):
乾癬は、慢性的な皮膚の病気であり、その主な症状は、皮膚が赤くなって盛り上がる「紅斑(こうはん)」、次第にその表面が銀白色の細かいかさぶた「鱗屑(りんせつ)」で覆われ、やがてそれがフケのようにボロボロとはがれ落ちる「落屑(らくせつ)」です。
私の場合、足のすね、お尻、そして肱に、上に引用したような症状が現れている。どちらかといえば軽症ではあるが、かなりの痒みを伴う。頭皮にも、この症状が現れている。
症状と治療(歴):
- 背中を中心に原因不明の痒みを感じたので、近所の公立の診療所で受信(5年前)
診察した医者(外科医)、「皮膚科じゃないので分からない」とひとこと。
痒み止めとしてアレルギーを抑制する「アレジオン」が処方される。
この痒み、いま患っている乾癬が原因かどうかはさだかではない。 - 足のすねを中心に紅斑らしきものがあらわれる。痒みを感じるので、皮膚科の看板を掲げているクリニック(東京の公団住宅の近所)で受診(4年前)
「老人性乾皮症」との診断を受ける。アンデベード軟膏(ステロイド剤)が処方される。
医者の説明:「この発疹、内臓の疾患で生じたものではないので何の心配もない。完治するまで薬を塗布し続けること指示。中断すると再発するとの注意。
- 症状が改善しないので、近所(茨城県)の皮膚科専門のクリニックを受診(4年前)。
「尋常性乾癬」との寝台。医師曰く:大変難しい慢性の皮膚病で、治ることはありません。東京のクリニックの診断結果を否定。ステロイド剤のような「強い薬」はクセになるので処方しないとの説明。 - ネットで評判のよさそうな皮膚科をさがす。総合病院の皮膚科にて精密検査をし、「尋常性乾癬」による症状であるころを確認(4年前)
東京のクリニックで処方されていたアンデベード軟膏が処方された。頭皮にも症状が現れていたが、これにはアンデベードローションが処方される。
アンデベード軟膏を塗布するのに先立ち、保湿剤(ワセリン)を塗布するよう指導される。
2週間に1度の頻度で定期的に受診し、治療。2ヶ月後、担当医失踪(?)のため治療中断。
- 東京の公団住宅滞在時に、症状を緩和するために使用していたアンデベード剤とかゆみ止めのアレジオンの処方を依頼するため、皮膚科の町医者を受診。
薬剤を使いきるタイミングで受診。薬を処方する以外は医師の対応はとくにはなし。
- 近所のクリニック(内科+皮膚科)で受診。冒頭で述べた「新薬」オデズラ錠を処方され服用中。
オデズラ錠は、この春に承認された薬であるが、ひと月で(保険適用で)2万円と高額。
症状改善後も飲み続ける必要があるため、対応を検討中。ともかく、2か月程度、服用を継続し、効果を見極めて、今後の治療方針を医師と相談する予定
その他の症状経緯について:
症状は一進一退。
発症してから3年くらい(一昨年まで)は、頭皮に症状が現れ、かなりの痒みがあったが、アンデベートローションにより、かなり改善。
どちらかといえば、季節により症状が変化するように思える。夏は、どちらかといえば症状が緩和する傾向。
昨年の夏はいままでで症状が軽くなり、ほぼ寛解したようにも思えた。冬になり、再び症状が悪化してしまった。
感覚的ではあるが、食生活と症状が関係するような感じを持つ。体質の改善が重要かもしれない。