Movable Type 4.0のインストール
December 19, 2007 – 9:13 pm無償のMovable Type 4.0(MT4)を使って、このサイトの記事を書いている。MT4を我がPCサーバ上にインストールしたのは、もう二ヶ月以上も前のことである。最近、MT4のニュースで、このMT4も「オープンソースプロジェクト」なるものが開始され、GPLの枠組みで、フリーソフトとして取得可能になるらしいことを知った。ということは、今、以上に自由に使用できることになるのか?その暁には、MTのマルチサイトを我がサーバ上に展開したいと思っている。MT4のインストール方法について、忘れないうちにメモを作っておくことにした。
まず、我がPCサーバ、OSはCentOS5。MT4を動作させるのに必要な道具立て、PerlとかMySQLなどは、CentOS5をインストールした時点で標準で含まれており、インストール環境としては整っている。また、Webサーバは、Apacheを使って構築されており、ここでは、バーチャルホストの立ち上げ可能な設定になっている。こうした前提で、MT4のインストール手順を以下示すことにしよう。なお、インストール時は、root権限で作業を行うことにする。;
ドキュメントルートとしてディレクトリsample-siteを作る。なお、ドキュメントルートは、ユーザのホームディレクトリ直下に配置するとする;
cd /home/user-account
mkdir sample-site
chmod 777 sample-site ; アクセス制限を解除し、書き込みを可能にしておく。
Webサーバのcgi-binディレクトリの直下に、MT4のアプリケーションを配置するディレクトリmt-sample(任意のディレクトリ名)を作る(以下、cgiディレクトリは/var/www/cgi-binにあるものとする)
cd /var/www/cgi-bin
mkdir mt-sample
ディレクトリmt-sample配下で、MT4のダウンロードパッケージを配置し解凍する。解凍後できたディレクトリmt-static以下をそっくりドキュメントルートのsample-siteの配下に移動させる;
mv mt-static /home/user-account/sample-site/.
cd /home/user-accoutn/sample-site
chmod 777 mt-sample
我がWebサーバ、Apacheで動作し、バーチャルホストの立ち上げ可能な設定になっている(関連するエントリーはここ)。ここに、MT用のサイトを立ち上げるため、独自のDocument Rootを定義する。このため、/etc/httpd/conf/httpd.confを編集し、最終行に、以下を追加;
<VirtualHost *:80>
ServerAdmin webmaster@sample.tld
DocumentRoot /home/user-account/sample-site
ServerName sample-site.sample..tld
</VirtualHost>
この設定を反映するため、httpdサービスを再起動:
/etc/sbin/apachectl restart
ここで、設定に先立って、sample-site.sample.tldをDNSに登録するため、作業に先立ってDNSのゾーンファイルで対応するCNAMEレコードを編集しておかねばならない。私の場合、うっかりして、この手続きを忘れていた。
Data Baseの作成: 空のMySQLデータベースを任意の名前で作成する。我がPC上には、MySQL管理用ツールをインストールしてある。これを使うと簡単に新たなデータベースを作ることができる。データベース作成時の注意としては、データベースのユーザ権限に気をつけること程度と思う。
インストールの開始: ブラウザ上で、mt.cgiを起動する(URL名は、例にすぎない)。
//http:sample-site.sample.tld/cgi-bin/mt-sample/mt.cgi
で、mt.cgiを起動する。これから後は、SixApartのオフィシャルページに示されているインストールマニュアルに沿って、作業を進めれば、簡単に、インストールすることができる。インストール上の注意点としては、chmodを使ったファイルのアクセス権限を適切に行うことぐらいであろう。