ブログ更新通知サービス
January 11, 2008 – 4:33 pm自宅で立ち上げたサーバからブログを発信するようになってほぼ2ヶ月が経過する。ブログを書きはじめて、ブログの世界についていままで知らなかったことを随分知ることになった。そのひとつがブログの更新通知サービス(Pingサービス)のすごさだ。
ブログを書き始めた当初の目的は、自宅に立ち上げたPC上のサーバ構築記録を残しておこうということであった。ブログという形でまとめることによって、それなりにきちんとした形で、構築記録が残せるだろうと考えたのだ。言い換えると、ブログ上の記録は、潜在的に、自分以外の誰かが閲覧する可能性があるわけで、それなりに「緊張」して、後から読んでも役に立つ記録を書くことになるのではないか、と思ったわけだ。
最初、ブログは、既に前のエントリーにも書いているように、Movable Typeを用いた。年が開け新年から、WordPressを使って記事を書くようになった。Movable Typeにはブログの更新を通知するサービスがあった。このなかで、Googleに更新通知する設定にしていた。ここで、この更新通知サービスのすごさに驚いた。ブログを投稿すると、わずか10分もたたないうちに、Google上に書いたばかりの記事が反映されるのである。記事数の多いブログサイトとか、読者の多いサイトの記事は、短時間で掲載されるものと理解していた。それが、個人が立ち上げたサーバを発信源とする記事でさえ短時間で公にされるのである。
この仕組みはすごい。以前、日経のコラムで、「ブログを書くというのは、嘆きの壁に呪文を唱えるようなもの」というのを読んだことがある。このコラムを読んで、なるほどと感心した憶えがある。ブログというのは、相手もいないのに計算機というかインターネットの世界に独り言をつぶやくようなものだと理解していたのだ。しかし、潜在的とはいえ、自らの書き物が、あっという間に公になるのである。嘆きの壁に独りごとを言うのとは全く異なる。
さて、最近、WordPress2.3.2に利用するブログツールを変えた。このツールでも、当然ながら、更新通知サービスがある。Movable TypeにあったGoogleなど特別のサイトへの更新通知が独立して与えられていない程度で、Pingサイトを登録する仕組みは同じように提供されている。これに、GoogleへのPingサイトhttp://blogsearch.google.com/ping/RPC2 を加えた。当然のことながら、Movable Typeを利用していたときと同様に、数分間で我が記事がGoogle上に反映されるものと思っていた。ところが、なかなか、これが反映されないのである。かなりの時間を経て、反映されることは反映された。MTの場合には、更新通知をしている間、その旨を通知する機能があった。残念ながら、WordPress2.3.2には、この機能がない(見当たらない?)。もう少し、考えてみることが必要だ。
ともかく、この更新サービス通知機能を持つブログの仕組み。これまでにはない大変な仕組みではないのか?個々人の主張が、生のかたちでしかも平等に、短時間に公になる。このような仕組み今までにあったとは思えない。その社会的なインパクトについて考えてみる必要を感じている。それにしても、WordPressでは、この機能、どうしてうまくゆかないのだろう?私の検討課題だ。