WordPress2.3.2の印象とその採用

January 8, 2008 – 4:22 pm

前回のエントリーでMT4からWordPress2.3.2に移行したことを書いた。ここでは、WordPress2.2.3を選択したいきさつ、我がサーバへのインストール、さらにはその印象について書いてみよう。

MT4の無償ライセンスのありかたに多少の疑問を感じたことから、その他の無償ブログツールを探してみた。ブログツールとして採用するにあたっての条件は、まず当然のことながら無償で、MT4に感じられたようなライセンス上の制約がないこと、ユーザの数が相当数にのぼり安定した動作が期待できること、そしてカスタマイズが容易に行えることなどを考えた。ネット上で利用可能なブログツールを探してみると、これらの条件に合致しそうなツールとして、Nucleus、WordPress、P-Blogなどが候補にあがった。

まず、Nucleusをダウンロードして試してみた。インストールは極めて簡単だった。MTの場合と同様に、そのポイントは、MySQLデータベースを新たに作成すること、DNSにCNAMEを登録すること、そしてapacheのコンフィギュレーションで対応するサイトを作るくらいであった。Nucleusの特徴を挙げるとすれば、ダウンロードの対象とするcoreの本体は、軽く、ユーザの判断でプラグインを取り込むという感じがした。一部のプラグインを試してみた。MTのように組織化されていない、言い方を変えると、かなりアナーキーな印象を受けた。Nucleus自体は優れているとしても、その後、これを利用し続けるには、若干の不安を覚えたのである。ただ、この印象、個人的な第一印象であり、誤解なのかもしれないのだが・・。そこで、Nucleusの採用は見送ることにした。

次に、試したのが、今この記事を書いているブログツールWordPressである。WordPressの日本語版もボランティアベースで配布されており、入手可能となっている。オリジナル(英語版)のWordPressも、当然のことながら、直接入手可能となっており、ここでは、わずか数日前にバグ修正を行った最新版WordPress2.3.2がダウンロード可能になっていた。早速、英語版をダウンロード。日本語の入力の可否などを確かめたところ、文字コードがUTF8で、殆ど問題なく使用できることが分かった。ダウンロード後のインストールは、Nucleusのときと同様、何の困難もなく行うことができた。このあたりは、自前のLinuxサーバの強みかもしれない。

さて、WordPressについての印象である。第一印象は、極めて使い易い。MTに比べて、使い易さということでは、こちらが優れているかもしれない。MTの売り、容易にカスタマイズというところについて言うと、WordPressのほうがカスタマイズし易いとの印象である。勿論、この印象、私がブログ初心者で、凝ったブログのデザインを考えていないということもあるかもしれない。ともかく、全てPHPで書かれていて、MT特有のタグを覚える必要がないというのがいい。

利用可能なテンプレートの数が多い。その取り込みもかなり簡単だ。MTの場合には、テンプレートを、あれこれ、いじらなくてはならないが、”theme”と名付けられたディレクトリの配下に全てまとめられており、操作もかなりやりやすい。その取り込み、ダウンロードもワンクリックで行える。数多いテンプレートがきちんとオオガナイズされており安心して使用できるようにも感じる。

以上が、WordPressの第一印象である。一言でまとめると、かなり良い。これをわがブログーツールとして採用することにした。実際に使用してみて、改めて、機能の詳細を考えることにしよう。


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