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気になったニュース: 中国、「ゼロコロナ」緩和で感染爆発到来

Thursday, December 22nd, 2022

日経電子版(12/21 0:00配信)に「『北京コロナ感染70%』の深刻度、習政権に2つの司令部」と題する解説記事がでていた。コロナ対策で習政権が混乱している状況がよくわかり興味深い。

この解説記事のリード文を以下に(無断)転載:

いわゆる「白紙運動」後の11月末から新型コロナウイルスを厳しい行動制限で封じ込める「ゼロコロナ」政策を事実上、緩和する方向に踏み出した中国。首都・北京では予想外の速度で感染症がまん延し、医療を含めた首都の生活関連機能が、ほぼ停止状態に陥りつつある。

武漢で新型コロナの流行の兆しが認められた3年前、(いろいろ紆余曲折はあったものの)即座に大規模なロックダウンにでた中国の中央集権的強権のすごさに感心した。当時、やはりパンデミックといったものに対応しようとするには、民主的な政治体制よる対応措置は無力で、共産主義的な中央集権的強権をもってしなければならないとの印象を持った。

ところが、である。「ゼロコロナ」政策の成功を高らかに謳った第20回中国共産等大会からわずか2か月で、習政権の綻びが見えてきた。驚きである。学生を中心とする民衆の「ゼロコロナ」に対する反対運動により「ゼロコロナ」政策を緩和せざるを得ない状況を生み出されたのである。この緩和政策が予想外の速度でコロナの感染を蔓延させた。

強権で抑えつけて成功した施策も、ひとたびタガが外れると瞬くまに悲惨な結果を生むということを、如実に表した。民主的な手続きをベースとする政策は、一見、非効率で脆弱と見えても、実は、それなりの力を持っていることなのだ。

確かに、中国の「ゼロコロナ」政策の「成功」によりコロナウィルスの蔓延は抑制されていた。しかし、これにより民衆のコロナに対する免疫を獲得する機会は失われていたのである。さらに不幸なことは、中国で開発され、接種されていたワクチンは原初のウィルスに対応して開発されたもので、現在流行中のオミクロン株への効果は乏しい。中国は、mRNAワクチンの輸入を拒否しつづけていたのだ。

結果、今回の感染爆発が起きた。「北京と、周辺に位置する河北省など都市部の感染率は、50%を超えつつある」という。こうした大変な事態を迎えても、詳細発表はされてないというから中国は末期的な状態でいわざるを得ない。

中国の民衆は解熱剤を求めて右往左往しているようだ。我が国でも、大正製薬のかぜ薬、パブロンゴールドAが中国人に「爆買い」され、店頭から姿を消しつつあるという。なんとも迷惑な話だ。

どこまでこうした事態が続くのか。おそらく、中国民衆の大部分が感染し、集団免疫を獲得するまで続くことになるだろう。その間に、中国では多数の死亡、犠牲者の発生は不可避だ。そして、中国の大規模な感染状態の継続のもとで、新しい危険な変異株が生まれる可能性も否定できない。

今後も、中国の動向を注意深く眺めてゆくことが大切だろう。
 



気になったニュース:政府分科会の尾身会長がコロナ感染??

Tuesday, December 13th, 2022

今朝の日経(12/13付朝刊)に「政府分科会の尾身茂会長がコロナ感染 喉に違和感」という記事がでていた。以下、(無断)転載:

政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長(73)が新型コロナに感染したことが12日、分かった。尾身氏が理事長を務める公益財団法人「結核予防会」が発表した。現在の症状は喉の違和感のみとしている。
結核予防会などによると、10日夕方から軽度の倦怠感があり、12日にPCR検査で陽性と判明した。ワクチンは5回、接種を受けていた。9日に開かれた分科会や記者会見に参加していたが、濃厚接触者はいないとしている。

このニュース、コロナ対策のありかたについて考えさせるものだ。

国民に行動抑制を呼びかけ、ワクチン接種の必要を強調していた専門家自らがコロナに感染してしまうというのには、驚いてしまう。いま流行ってるオミクロン株の感染力の強さには、もはや打つ手はないということか。

実は、私はワクチン接種は最初の2回しか受けていない。3回目の接種が必要かどうか迷っていたのだが、今回の尾身会長の感染の話を聞いて、いまさらワクチン接種をしても、感染するときは感染するのではという印象を受けてしまった。むしろ、接種したことによる副反応のほうが心配なのではと思ってしまった。

ただ、3回目以降のワクチン接種をすることにより、たとえ感染しても症状は軽くすむとのことだ。尾身会長の症状が「軽度の倦怠感」があり、喉に違和感がある程度でおさまっているのはワクチンを5回も受けているということによるのかもしれない。そうだとすると、まだまだワクチン接種をすることに意味があるのかもしれない。

上述したように、最初の2回のワクチン接種は受けているのだが、3回目以降は受けていない。上述したように副反応による影響が気になってそのままになっている。3回目以降のワクチン接種が感染可能性を下げるだけでなく、症状を軽度にするというのが本当なら考えねばならないかもしれない。

接種すべきかどうか、思案中だ。さあ、どうするか。



抗原検査をやってみた

Friday, July 22nd, 2022

昨日(7/21)新型コロナの新規感染者数は全国で18万6246人、東京都は3万1878人と過去最多となった。オミクロン型の派生型「BA.5]の感染力はすごい。

TVのワイドショーで、医者であるコメンテータ曰く、「このところ患者が風邪だと思うと、ほぼ100%が新型コロナと考えてもよさそうだ」。大変な事態になっている。

私も、4日前あたりから、鼻水、そして鼻づまり症状に悩まされている。熱は平熱で問題ないように思うが、[BA.5]の症状のひとつに鼻水がくわわったので、心配になった。

そこで、薬局で「新型コロナ抗原検査キット」が購入し、自分で検査をしてみた。

結果は、陰性。ひとまず安心したところだ。

検査キットの結果を撮影しておいたのでアップしておいた:

 



新型コロナウィルス感染状況に「多少」明るいニュースが・・

Monday, September 13th, 2021

今朝のTBSラジオ森本毅郎スタンバイで、新型コロナウィルスの状況について3つのニュースが報道されていた。いずれも「それなり」に明るいニュースなのではと思った。

これらのニュースを以下に転載しておいた(書き取り):

新型コロナウィルスについて東京都は新たに1067人の感染を発表しました。参考検査数は9,638件でした。21日連続で前の週の同じ曜日を下回りましたが、年代別でみると20代が最多の254人で10代から30代で感染者のおよそ半数を占めています。一方、全国の感染者は7207人。重症者の数は2010人となり17日連続で2000人を超えています。

西村経済再生担当大臣は新型コロナワクチンを2回接種した人の割合が5割を超えたことを明らかにしました。西村大臣は、このペースが順調に進めば、今月末には6割を超えてくると指摘し、イギリスやフランス並みの水準になると説明しました。

厚生労働省は、昨日までにイギリスの製薬大手グラスコスミスクラインの新型コロナ治療薬ソトロミマブについて早ければ今月中に承認する見通しを示しました。承認審査中のソトロミマブは、軽症と中等症の患者のうち、重症化リスクが高い人に点滴で投与します。海外の臨床試験では入院や死亡を79%減らす効果がでています。

(続きを読む)



東京都新規感染者日変化と7日移動平均(2021-09-10公表)

Saturday, September 11th, 2021

東京都公表の新型コロナウィルス新規感染者数について、昨年9月15日から昨日(9月10日)までの日変化と7日移動平均(後方)をプロットしておいた。

7月から8月終わりにかけて大きく増加した新規感染者数が、このところ急速に減少している。この減少傾向は、これまでにないものになったおり、事態の収束をも期待させる。

この傾向は、ワクチン接種の効果が現れてきたことと考えてもよさそうだ。

これまで新型コロナ対策といえば、ひとの行動抑制を中心にしてきたが、そろそろ緩和しても良いのではないか。