新型コロナウィルス感染状況に「多少」明るいニュースが・・

September 13, 2021 – 11:28 am

今朝のTBSラジオ森本毅郎スタンバイで、新型コロナウィルスの状況について3つのニュースが報道されていた。いずれも「それなり」に明るいニュースなのではと思った。

これらのニュースを以下に転載しておいた(書き取り):

新型コロナウィルスについて東京都は新たに1067人の感染を発表しました。参考検査数は9,638件でした。21日連続で前の週の同じ曜日を下回りましたが、年代別でみると20代が最多の254人で10代から30代で感染者のおよそ半数を占めています。一方、全国の感染者は7207人。重症者の数は2010人となり17日連続で2000人を超えています。

西村経済再生担当大臣は新型コロナワクチンを2回接種した人の割合が5割を超えたことを明らかにしました。西村大臣は、このペースが順調に進めば、今月末には6割を超えてくると指摘し、イギリスやフランス並みの水準になると説明しました。

厚生労働省は、昨日までにイギリスの製薬大手グラスコスミスクラインの新型コロナ治療薬ソトロミマブについて早ければ今月中に承認する見通しを示しました。承認審査中のソトロミマブは、軽症と中等症の患者のうち、重症化リスクが高い人に点滴で投与します。海外の臨床試験では入院や死亡を79%減らす効果がでています。

前々回のエントリーで示したように、東京都の新規感染者数は「急激に」減少している。この減少傾向について、分科会の「専門家」はその理由について十分な説明をしていない。感染者数を年代別にみると、10代から30代が半数を占めていることから考えると、減少の理由はワクチン接種が進んでいることは明らかなのではないかと考える。

ワクチンを2回接種の割合が5割を超えたという。我が国のワクチン接種割合が、まもなくイギリスやフランス並みになるという。ワクチン接種による集団免疫が近くなっていると期待できる。右掲した図は、主要国のワクチン接種割合の推移を示しておいた。この図は、日経電子版(9/12)の記事「接種2回『5割』超え、近く米国を逆転 22年分の確保も」から転載したもの。

さらに、臨床試験とはいえ、入院や死亡を8割近く減らす効果があるというコロナ治療薬ソトロミマブが承認されることにより、かなり明るい見通しを得ることができるように思う。

こういう明るい見通しについて積極的な意味を見出さない分科会の尾身会長を中心とする「専門家」連中は、未だ、国民の行動抑制のみを声高に求めている。いかがなものかと考えてしまう。
  


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