中西準子著 「原発事故と放射線のリスク学」を読んでみた
April 6, 2014 – 1:19 pmちょうど福島第一原発事故から3年たった。それに合わせるように本書が出版された。著者は環境リスク学で有名な中西準子。早速購入し、読んでみた。
中西準子の著作を手にするのは、私にとっては、初めてだ。不思議なことに、いつも利用させてもらっている近所の公立の図書館には彼女の著作が一冊も納められていない。そういうこともあり、これまで環境リスクの第一人者といわれる中西準子について断片的な知識しか持ち合わせていなかった。この機会に、彼女の環境リスク研究について、そしてそれをベースにして放射線リスクがどのように扱かわれるのかを知ろうということで、自ら購入し、読んでみることにした。 (続きを読む)