中西準子著 「原発事故と放射線のリスク学」を読んでみた

April 6, 2014 – 1:19 pm

ちょうど福島第一原発事故から3年たった。それに合わせるように本書が出版された。著者は環境リスク学で有名な中西準子。早速購入し、読んでみた。

中西準子の著作を手にするのは、私にとっては、初めてだ。不思議なことに、いつも利用させてもらっている近所の公立の図書館には彼女の著作が一冊も納められていない。そういうこともあり、これまで環境リスクの第一人者といわれる中西準子について断片的な知識しか持ち合わせていなかった。この機会に、彼女の環境リスク研究について、そしてそれをベースにして放射線リスクがどのように扱かわれるのかを知ろうということで、自ら購入し、読んでみることにした。 (続きを読む)



今年も満開の桜

April 2, 2014 – 7:51 pm

新年度を迎えた。
それに合わせるように近所の桜が満開になった。毎年のことながら春がやってきたって思いがする。

前回の梅に合わせるように桜の写真をアップしておいた。満開の梅に続いて満開の桜だ。

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見納めとなる青梅の梅を見てきた

March 29, 2014 – 10:34 am

梅の名所として知られる青梅市の吉野梅郷に行ってきた。

写真に見られるような満開の梅を楽しむことができた。

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佐藤康雄著 「放射能拡散予測システムSPEEDI ―なぜ活かされなかったか」を読んでみた

March 27, 2014 – 5:54 pm

福島原発事故においては、原発事故時に住民を避難・誘導するためのシステムSPEEDIが期待された役割を果たすことができなかった。何故、肝心な事故発生時にSPEEDIは役にたたなかったのか?さまざまな見解があるようだ。
近所の公立の図書館で本書を見かけた。気象学の研究者・専門家である著者がこのSPEEDIというシステムの問題・課題をどのよう議論しているのか。興味を持った。一読してみることにした。 (続きを読む)



黒古一夫著 「文学者の『核・フクシマ論』」を読んでみた

March 25, 2014 – 12:11 pm

福島原発事故後さまざまな立場で核・原発に関わる主張がなされている。本書もそのひとつだ。
本書では、著名な3人の文学者、吉本隆明、大江健三郎、村上春樹3人の福島原発事故に対する態度・主張について評論・議論している。
吉本、村上に対しては、著者の反核・反原発の立場から強く批判する一方、大江の従来からの反核、反原発の思想、そして福島事故後の行動に対して賛辞を送る。 (続きを読む)