スペイン旅行(帰国後感想編 7) グラナダからコルドバへ
August 1, 2016 – 11:40 amグラナダ(Granada)からコルドバ(Cordoba)に向け約200Kmのドライブを楽しんだ。ドライブでは、グラナダ、コルドバ周辺の市街地を除き、一般道(N-432, GR-3410経由)を利用。高速道路では味わえないドライブを楽しむことができた。
最終目的地コルドバに向かう途中、アンダルシア地方に典型的な「白い」村のひとつモンテフリオ(Montefrio)に立ち寄った。観光地では味わうことがないような地元の人々との触れ合いを感じ取ることができた。
目的地コルドバでは、有名なメスキータのすぐ近くに位置する「五つ星」のホテルに宿泊。想像してなかったような贅沢な気分を味合わせてもらった。
グラナダからコルドバへの200 Kmのドライブ:
一日の時間を有効に使いたいこと、そしてグラナダの市街部の混雑を避けなければということで、早朝(午前7時)に朝食を摂ることなく出発した。午前7時というと、夏時間であることアンダルシア地方がヨーロッパ大陸の西側に位置することから、日本の感覚でいうと実質的に午前5時というところだ。しかし、グラナダの街では通勤のラッシュが始まる寸前だった。スペインの朝は、話に聞いていたとおり、早い。
下に示すのはグラナダからコルドバへのルート図(Google Mapのコピー)だ。
この地図上にみられるように、グラナダからしばらくはN-432を進むが、モンテフリオに立ち寄るため、途中GR-3410に向け左折しモンテフリオに向かう経路を取った。GR-3410の経路は、どちらかというと、田舎道といった表現が似合うものと思われるが、道路自体は非常によく整備されており、給油ステーションもそう距離を置かないであり、快適なドライブができた。
N-432そしてGR-3410の経路周辺はオリーブ畑ともいえる風景が続いた。オリーブの樹が整然と植えられ、丘の上、小山の頂上から下まで余すところなくオリーブの樹が植えられているような印象を受ける。まさに、世界中のオリーブが、ここで生産されているのではないかとも思うほどであった。
このオリーブの樹、比較的若い感じがする。また、ところどころ、新たにオリーブの苗が植えられており、さらにオリーブ畑がどんどん拡大しているような印象を受けた。
モンテフリオ(Montefrio) :
そんなには観光客が訪れることもないと思われるアンダルシア地方に典型的にみられる小さな「白い」村、モンテフリオに立ち寄った。田舎道(GR-3410)を進むと、前方に古い教会を頂上にいただき、その周辺を白い住居群が占める山を望むことになる。これが目的地モンテフリオだ。
モンテフリオに到着したのは良いが、村のなかの道路、狭くそして急な坂道のなか、慎重なドライブをしながら村のなかを一巡した。到着したのが午前9時すぎ、朝食をここで摂るつもりでいたが、やっと見つけた小さなお店をみつけることができた。
この小さなお店。朝早くて準備中ということでもあったのか、ソフトドリンク程度しかだせないという。一応、コーヒーとコーラを頼んだのであるが、お店の女主人、パンに生ハムとトマト、それにオリーブ油を垂らしたものを私たちに二切れづつ、ご馳走してくれた。これが、素朴で実においしかった。
本当に小さな村ではあるが、頂上の教会とは別に、村の中心には村の規模からは想像もできないような大きな教会があった。カトリックの国、スペインの実力を感じる。
コルドバ(Cordoba)に到着 :
モンテフリオを離れ、GR-3410からN-432に戻り、一路コルドバを目指す。当初の予定では、N-432沿いにオリーブ関連製品を販売するキオスクらしきものがあるとのWeb情報があり期待していたが、残念ながら産地直売所といったものも見当たらず、そのままコルドバ市街にはいった。
コルドバ市街に入ると、すぐ、Booking.comで予約していたホテルEurostars Palaceが見つかり、ホテルの地下駐車場に。
このホテル、今回の旅行を通じて我々が宿泊したホテルのなかで、唯一、専用の地下駐車場を持つ「五つ星」の高級ホテル。しかも、有名なメスキータのあるコルドバ大聖堂に対し、道一つ挟む、徒歩5分程度の場所という最高のロケーション。ホテルの部屋も、我々には贅沢すぎるものであったが、ルームチャージで税込み €99 と格安だった。スペインでは、時期を選べば、かなり格安で高級ホテルを楽しめる可能性があることを知った。
早速、コルドバ大聖堂方向にでかけたが、その途中でみかけたレストランで昼食。このレストランでの食事、二人で税込み€27.45。この価格、メニューにサングリアなど飲み物を合わせたもので、大満足。メスキータの見学などするまえに、大満足した。
そして、メスキータ。巨大な建造物、モスクのあとに感心。しかし、メスキータの内部に割り込むように建てられたキリスト教建造物にはグロテスクなものを感じてしまった。
コルドバの観光名所を回る:
帰国してガイドブックをあらためて見ると、コルドバには見どころといわれるところが数多くある。
メスキータぐらいしか意識していなかったのだが、現地で撮った写真を見ると、それなりに見どころと呼ばれるところは、見学していたようだ。そのなかには、メスキータ、ローマ橋、カラオーラの塔、ユダヤ人街、そして住居の小さな中庭、パティオなどなど、いろいろある。ただ、アルカサルと呼ばれるお城については、開場時間が午後3時までで、我々が訪ずれたときにはすでに閉館、県学しそこなってしまった。
手元にある写真をまとめて以下に掲載しておいた: