スペイン旅行(帰国後感想編 8) コルドバ – セビリア – マラガ

August 6, 2016 – 9:33 am

アンダルシアを巡るドライブ旅行。コルドバ以降について記す。

コルドバを発ったのち、セビリア(Sevilla)とマラガ(Malaga)にそれぞれ宿泊。最終日の朝にマラガ空港のHertzに車を返却。総距離約1,000Kmのアンダルシアを巡ったドライブを無事終えた。

コルドバからセビリアに移動する途中、ひまわり畑と白い村で有名なカルモナ(Carmona)に立ち寄った。セビリアからマラガへのドライブでは、断崖の上にある街ロンド(Ronnda)、そして白い村ミルハ(Milja)に立ち寄った。

コルドバ・セビリア・マラガの400Kmのドライブ
コルドバからセビリアをめざして早朝に出発、その途中カルモナに立ち寄った。セリビアに一泊し、次の日は、今回のアンダルシア巡りの旅の最終宿泊地マラガに向けて出発した。マラガへの途上、ロンダ(Ronda)そしてミルハ(Mirja)に立ち寄った。

二日間の行程を表すルートマップ図(Google Mapのコピー)を下に掲載:

Cordoba-Sevilia-Malaga
コルドバ・セビリア・マラガのルートマップ(Google Mapより)

カルモナ(Carmona)
コルドバからセビリアに向かう途中、ところどころの小高い丘に白い街を見ることができた。そのなかでも、大きな街の一つがカルモナだった。この街に立ち寄る計画を立てたのは、このカルモナ周辺に広大なひまわり畑が拡がるとの話を聞いていたからだ。

Web上に記されている旅行記によると、セビリアから1日のバスツアーで、ここを訪れ、ひまわり畑の風景に接するという話を読んだことがある。残念ながら、今回の我々が辿った路には、ひまわり畑が点在する程度で一面のひまわり畑という風景に接することはなかった。

カルモナの街は、白い村というには大きな古い街だった。街の入り口の広場に車を停め、町の小さなレストランで遅い朝食を摂り、その後、短時間、街のなかを散策した。

下に、カルモナで撮った写真の一部を掲載しておく:

カルモナ
カルモナ

セビリア(Sevilla)
セビリアはうわさ通りの灼熱の地だった。

前日、滞在したコルドバも暑かったが、セビリアのほうがより暑く感じた。おそらく、大都市特有の暑さということもあったのかもしれない。

ホテルに着くと、すぐ、近くにあった大聖堂を見学。そのあと、その周辺を散策した。iPadで撮った写真を下にまとめて掲載しておいた。

Sevilla
セビリアで撮った写真9葉

バルセロナのときと同じように、市内観光ツアーバス(パノラマバス)を利用した。市内観光には、この仕組みに限ると思ったのだが、残念なことに、照り付ける太陽のもとでは、このパノラマバスの利用は失敗だった。

屋根のない2階席に座ると直射日光を浴びる。とても暑さに耐えることはできない。そうかといって、直射日光を避けて1階席に座ると、「蒸し風呂」のなかにいるような、これまた違った種類の暑さを体験することになる。熱中症にでもなるのではないかと心配した。

セビリアで最も印象に残ったのは、フラメンコ・ショーだった。ショーは、夕方の 8時30分に開演、10時までの1時間半の公演だった。観光用にアレンジされたものだったが、スペインにきたら、一度は本場のフラメンコなるものを見てみたいと思っていた。それなりにフラメンコというものの凄みというのを味わったような気分にはなった。

一面のひまわり畑
翌日、まず、ロンダ(Ronda)に向かった。セルビアを出発して、間もなく、一面のひまわり畑に出会った。予想外の景色を見ることができた。行けども行けども、一面のひまわり畑が続いた。まるで世界中のひまわり油をこの地で生産しているのではないかと思ってしまった。

セビリアを発ったのは早朝だったのだが、このひまわり畑にでくわしたときは、まだ太陽の位置は低く、ひまわり畑へは偏ったかたちで太陽光線があたっていた。まさに、ひまわりは「向日葵」だ。ひまわりの黄色い花は太陽に向かう一方向に「顔」を向ける。太陽を眺める方向にひまわり畑があると、ひまわり畑は緑色。逆に、太陽を背にしながらひまわり畑をみると、一面、ひまわり特有の黄色の花が一面に見える。

車を走らせながら撮ったひまわり畑の風景を下に載せておいた:

ひまわり畑
一面のひまわり畑

ひまわり畑2
ひまわり畑ー2

ロンダ(Ronda)
セビリアからのドライブで、最初に立ち寄ったのがロンダだ。この街、深い渓谷(グアダレンビア川)に分断された岩盤の上にたっている。街を分断する渓谷には大きな石橋がかけられている。不思議な風景を見る。

街の歴史はローマ時代にさかのぼる古いもののようだ。しかし、現在のロンダは清潔で近代的な装いをしている「おとぎ」の国のように感じる。この街の産業の中心は観光のようだ。渓谷にかかる石橋の近くには、例の半官半民の宿泊施設パラドールがあった。

私たちが訪れたときには、日本人観光客の姿はあまり見当たらないように思った。しかし、ヨーロッパ各国からの観光客に交じって、数多くのアジア、特に中国、韓国からの観光客を見かけた。ツアーバスで大挙押し寄せている。

渓谷にかかる石橋を中心の写真を下に掲載しておいた。

Ronda_橋風景
ロンダ橋 風景

ミハス(Mijas):
当初の計画では、このミハスに宿泊する予定だったが、最終宿泊地をマラガに変更しミハスにはマラガへの途中に短時間立ち寄るだけにした。

このミハスという地、日本の観光ガイドブックには、「白い村」としてアンダルシア観光の目玉のひとつとして紹介されている。日本人観光客にとっては人気のあるところのようだ。ミハスからは、眼下に、地中海を一望することができる。清潔で美しいところだ。

日本人観光客に人気があることを示すように、「日本の皆さんありがとう ホテルミハス」なんて日本語で書いた看板も見かけた。私と同年代と思われる定年退職後の日本人ツアー客の集団も見かけた。

しかし、このミハスという場所、いまやリゾート地として開発された近代的な観光地という感じで、エキゾチックな「白い村」の雰囲気を味わうようなところではないように感じた。アンダルシア地方には、いたるところ「白い村」がある。

Mijas
ミハス風景

最後に一言
この「帰国後感想編 8」をもって、今回のスペイン旅行についてのブログ記事は終了。iPadで撮った写真から、旅行中に経験したり感じたりしたことを思いだしながら、それを書き留めておいた。

面白いことに、旅行からわずかしかたっていないのに、写真をみても思い出せないこともかなりあった。

だらだら書いてしまったが、このブログ記事、後々、旅の様子を思いだすのに役にたつのかもしれない。
  


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