Ajaxが株屋さんの世界にも?!

September 21, 2008 – 8:57 am

「還暦からのWebサイト構築」などと不遜な考えを持っていろいろ調べていると、自分がほとんど化石人間であることを再確認する。世の中、特に情報処理の世界、どんどん変化しているようだ。そのひとつの技術がAjaxなるものだ。Ajaxの何たるかを知ろうとWeb上をさまよっていたら、面白いHPに出会った。このHP、IT業界とは直接の関係がない株屋さんのサイト、「SBI証券」のサイトだ。Ajaxが、いまや、当然の技術になってきていることに気づかせてくれた。

株屋さんとAJAX 興味を持ったHPは、SBI Holdingsサイト。このサイトの9月12日のニュース、タイトルは「株価・気配値等の自動更新機能の実装について ~Ajax(※)を利用した当社メインサイトでの株価・気配値の自動更新機能の提供を開始」というものだ。記事では:

・・・・メインサイトの国内株価詳細画面及び取引画面における板情報等の自動更新機能の提供を開始することになりました・・・・。
 このたびのAjaxを利用した株価・気配値等の自動更新機能は、・・・・これまでは、株価情報や板情報をご覧いただく際に、お客様に随時Webページの更新を行っていただく必要がございましたが、Ajaxを利用することにより、自動更新されるリアルタイム情報をご確認いただけることになります。・・・・ (省略部はもとのHPを参照して欲しい)

となっており、丁寧にも、次のようなAjaxの説明が続く;

(※)Ajax(エイジャックス、アジャックス/Asynchronous(エイシクロナス/非同期) JavaScript + XMLの略):JavaScriptを利用して非同期通信を行いXMLデータでサーバーとのやりとりを行う技術。Web画面の再読み込みをしないで、動的に画面の一部を書き換えが可能。Flash等とは異なり、アプリケーションのダウンロード等が不要で、既存の技術の組み合わせにより、Webブラウザのみで動作する。

なるほどと思う。しかし、「リアルタイム情報」を「自動更新」する機能はAjaxと、直接、関係はないのではないのでは?などなどの疑問もわいてくるが・・・。ともあれ、AJAXなる仕組み、金融業界でも実用化される時代なのだと感心してしまう。

Ajaxはシステム開発のパラダイムシフト! : @ITの解説記事のなかに「Ajax解体新書」なる連載記事がある。この記事の筆者の主張によれば

Ajaxを次のパラダイムシフトを起こすきっかけとなる「ブレイクスルー」の重要な一要素と見ている。現状のWeb開発での標準的な手法、3階層(もしくは多階層)アーキテクチャは踏襲しつつ、2階層C/S当時のGUI表現力や操作性を再現できる時代が、近い将来やって来ると考えている。

ということのようだ。この記事、2年半くらい前に書かれたもの。なるほど、そういうことかと、生半可な知識ながら、私もAjaxの勉強をやらなきゃと思ってしまった。会社に勤務しているときに開発していたシステムが、このAjaxを活用すると、かなり容易に実現できると感じる。独自にWebサイトを構築しようとするからには、知らなきゃいけない技術に違いない。


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