CentOSへの移行 (その1)
予備PC上へのCentOS 7.6のインストール

February 21, 2019 – 3:55 pm

前回記事で書いたように、このブログを発信しているサーバーのOSを Scientific Linuxから CentOSに変更することにした。

現在動作しているサーバの機能を維持しながらCentOSに移行するため、まず、予備PC上にCentOS(vers. 7.6)をインストールし、この上で現行サーバ機能を移管することにした。

この移行作業に併せて、現行サーバー上のサービスの見直しを行うことにしている。

CentOS7.6のダウンロードとDVDメディアの作成
CentOSのダウンロードサイトからインストール用ISOファイルをダウンロードし、これをDVDに書き込んでインストールメディアを作成した。

ダウンロードしたISOファイルはサーバーとしての最小限の機能のみからなるMinimul ISOを選択した。このうえに、必要なサービス(機能)を付け加えるかたちでサーバーを構築してゆく。

ISOファイルのダウンロードは作業用のWindows10上でおこなったが、DVDの書き込みもWindows10の書き込みファイルを用いて行った。書き込みにあたっては、ダウンロードファイル上にカーソルを置き、右クリックすると書き込みツールが立ち上がるので、このうえで「ディスクイメージの書き込み」を選択することにより行える。

CentOSをインストールした予備PCのスペック
CentOSをインストールしたPCは2年前に「増設PC」という名称で取り上げたものと同一のもの。そのハードウエアスペックを以下に再掲:

Parts Model State Price
CPU Core i5-2400 ReUse 15,448
CPU Cooler MONOCHROME VALUE Replace 1,400
Memory DDR3 4GB(2GB×2) W3U133Q-2G
DDR3 4GB(2GB 2) TED34096M1333C9DC
ReUse
Add
2,980
3,991
HDD TOSHIBA MD04ACA300(バルク品)
3TB 3.5inch SATA 対応
Replace 9,720
M/B GigaByte GA-PA65-UD3-B3(socket: LGA1155) ReUse 6,381
Video Card MSI GEFORCE GT 710 Replace

4,270
ATX – Case Giga Byte GZ-E1BSDX-H00 Setto II ReUse 5,090
Power Supply KRPW-AK750W Replace 9,720
DVD DVR-S7260LEBK ReUse 2,970

CentOS 7.6のインストール:
作成したDVDをDriveに設置してPCを起動することによりインストールが開始される。

インストール開始にあたって、BIOSの設定を必要とすることもある。通常、PCのFirst Boot Deviceを CD/DVDにしておくことでPCの起動に引き続いてDVDの読み込み、OSのインストールが開始される。

今回のインストール作業においては、原因は不明であるが(おそらく機器が古いことに起因と推測)、EFI CD/DVD Boot Optionを「AUTO]から「NON-EFI]に変更する必要があった。「AUTO]状態では、起動時に以下のエラーが繰り返し発生し、DVDの読み込みが開始されなかった。

Failed to set MonkListRT invalid parameter
Something has gone seriously wrong: import_mok_state()
invalid parameter

DVD読み取り後、所期のインストール操作画面に従って設定作業を行なった。

今回の設定作業にあたっては、概略以下のように設定:

  • 言語は日本語、KeyBoardはPC98用
  • HDDのパーティションはディフォルトとする
  • Softwere SelectionはMinimal Installを維持
  • Network&Hostname 従来のものをそのまま使用

設定作業が終了したところで、Reboot。

以降、クライアントマシン(Windows10マシン)からSSHを通じたCUI操作にてサーバの諸設定を実施。
  


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