気になったニュース: ICタグが1枚2円に!!

January 19, 2020 – 10:08 am

今朝の日経(1/19付朝刊)に「ICタグ、価格5分の1 東レ、IoT普及後押し」という記事がでていた。

この記事によると、ICタグの価格は現在の5分の1、1枚2円程度になるという。この技術のもたらすインパクト大変なものではと思う。

この日経記事のリード文は以下(転載):

東レは衣料など商品の在庫管理などに使うICタグを、1枚2円以下と従来の5分の1程度のコストで生産できる技術を開発した。情報などを記録する集積回路を特殊な素材で直接印刷し生産工程を大幅に減らせる。ICタグはあらゆるモノがネットにつながる「IoT」にとって重要な部品だ。価格が大幅に下がり、関連サービスの普及を後押しすることになる。


最近、スーパーでは紙片に印刷されているバーコードとかQRコードを製品に張り付け、光学的に読み取る仕組みが一般的になっている。これにより、無人レジが普及してきた。

ICタグが1枚2円程度になると、バーコードに代えICタグを張り付けることが、採算的にも、可能になる。バーコードが光学的な読み取りをするのに対し、ICタグの場合には、無線自動識別(RFID)機能により無線により製品情報を読み取り識別するので、人手に頼って光学リーダを使った読み取りの必要がなくなる。

このICタグの利用は、既に、ユニクロといった大手小売り業でも導入されているが、タグ1枚当たりの価格が安くなると、低価格商品を扱う店舗、例えば100円ショップで販売している商品にも張り付けることが可能になる。商品を入れたバスケットを置けば、瞬時に価格を知り、レジでの決済が即座にできる。また、セキュリティ面からみても、万引き防止などに活用できる。

さらに、ICタグへの情報の書き込み、読み取り機器が進歩すれば、「家庭内在庫管理」にも活用できる。この技術の応用範囲は相当大きい。

今後、ICタグに関係する技術開発に注目しなければと思った次第。


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