3年前のニュース:ユーロ危機で大手銀行テクシア破綻処理

October 11, 2014 – 10:05 am

3年前の今日(2011年10月11日(火))放送のTBS森本毅朗スタンバイで聴いたニュース:

ユーロ危機により経営難に陥っていたフランス、ベルギー系大手銀行テクシアは、10日、政府の救済を受けることを正式に発表しました。ベルギー部門はベルギー政府に40億ユーロで譲渡、一方不良債権はバッドバンクと呼ばれる受け皿機関に切り離されます。バッドバンクにはベルギー、フランス、ルクセンブルグが最大900億ユーロの政府保証をつけるとしたことから市場はテクシア解体を冷静に受け止めています。

ユーロ危機がとうとう大手銀行の破綻処理に至ったのが3年前。やはり大手の金融機関の破綻処理を経験しないと金融危機は収拾することができないということのようだ。

3年たった今、紆余曲折の末なんとか持ち直したように見えるヨーロッパの景気動向に陰りが生じたという感じがする。イスラム国の出現など物騒な状態になってきたが、またリーマンショック並みの危機が生じるなんてことはないのか?

その他の記事:

放射性物質の除染方針しめされる

福島第一原発事故により放射性物質に汚染された地域の除染作業について環境省は被曝線量が年間20ミリシーベルト未満の地域について2年後までに半減させる方針を示しました。また子どもの被ばく線量をおよそ60%ほど減少させ長期的には年間1ミリシーベルト以下をめざすという目標値も示しています。

除染の話でいつも不思議に思うことは、いわゆるウェザリングファクタについて、もっと積極的に考えたほうがいいのではないか、ということ。この記事で議論されている「除染」というのは、放射性物質を集めて袋詰めにしウェザリングの効果をなくすということ、なんて思ってしまう。
結局、袋詰めした放射性物質を保管し管理するための施設を作らねば、なんてことになってしまう。その施設をどこに作るのか?放射能に汚染されていない地域にわざわざ保管施設を作るなんていうのはいかがなものか。

iPhone4Sの予約開始

アップル社の新型スマートフォンiPhone4Sの予約台数が受付初日で100万台を超えたことがわかりました。ひとつ前のiPhone4が去年売り出された際には初日の予約は60万台でこの記録を超えたことになります。

3年たった今、iPhone6が売り出されている。約2年前には、iPhone5。そして昨年はiPhone5SとかiPhone5C。次々と新しいスマートフォンが売り出される。
もはや携帯とは言えない小型計算機。半端な値段ではない。

3年前の日韓関係

韓国を訪問中の民主党の前原政調会長はキム・ソンファン外交通商相と会談し、中断されているEPA日韓経済パートナーシップの交渉について来年12月の次期大統領選までに結論をだすよう求めました。また、韓国政府から協議を求められている従軍慰安婦の賠償請求権については人道的しくみを検討する余地があるとして政府の対応を促しています。

こじれにこじれた今の日韓関係をながめながら、こんな時期もあったのかなんて思ってしまう。

民主党の前原氏の役割は結局なんだったのか?今、この記事をながめながら、今日の「従軍慰安婦」問題のこじれ方について考え込んでしまう。この時点で、前原氏はどういう落としどころを考えていたのだろう。


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