気になったニュース: 世界の富裕層は国外に流出だって
June 28, 2025 – 12:08 pm少し前の日経電子版(6/25付け)に「世界の富裕層、過去最多14万人が大移動 流出元は英国が中国抜き最大」との記事がでていた。
この記事、かなり興味深かった。最も国外流出の多かったのは英国で、その理由が「富裕層に厳しい税制の導入」ということらしい。そして英国富裕層の流出先は中東各国やイタリアで、これらの国は富裕層にとって税制が有利というのだ。
この日経記事のリード文を以下に転載:
国外に流出する富裕層の数が2025年に全世界で過去最多の14万2000人となる見通しだ。富裕層に厳しい税制を導入した英国が中国を上回って最大の流出国となる。移動する英国の富裕層の総資産はおよそ918億ドル(約13兆円)と試算される。流入先では中東や米国、イタリアが上位に並ぶ。
なんでも、富裕層というのは、「投資可能な資産を100万ドル(1億4500万円)以上保有するものを指しているようだが、この流出上位国のなかに、アジア圏では中国、インド、韓国が含まれている。中国、インドからの流出は人口の多さ、住みにくさからわかるように気がするが、韓国がこれに続いて流出数が多いというのには不思議な感じがする。
我が国、日本については、流出国、流入国のいずれについても10位以内には顔をだしていない。日本国民、富裕層の数が少ないのか、それとも住みやすくて、じっとしているのが一番と考えているというのか。それとも、富裕層と呼べる人の数が少ないのか、よくわからない。この傾向、喜ぶことなのか、悲しむことなのか。
ただ、一つ言えそうなのは、日本の国際化が進んでいないことを反映していることなのか。鎖国同然の我が国、日本。