イタリア旅行2018(計画・準備編4) Google Mapsをカーナビに使うには・・

September 14, 2018 – 11:04 pm

今回のイタリア旅行でも、昨年、一昨年の旅行同様、Google Mapsのカーナビ機能を活用する予定だ。

このGoogle Mapsのカーナビ機能は、地図データが最新のものに維持されているなど、カーナビ専用機器に比べても遜色ない、しかし、その利用に際しては、Google Mapsカーナビ特有の「癖」があり、若干、注意が必要である。

私自身の過去2回のヨーロッパでの使用、そして日本国内での「習熟訓練」のなかで気付いたこと等をめもしておいた。

Google Maps カーナビの言いなりになってはいけない!
 Google Mapsをカーナビモードにしておくと、交差点など分岐点に近づく度に進むべき方向・進路が音声そしてスマホ画面上(の矢印)で指示される。この指示に従がえば、基本的には、最終目的地に到達するはずである。

 しかし、このカーナビの指示に「盲目的」に従うと、思わぬ事態に遭遇することがある。袋小路に迷い込んでしまうとか、車を運転するには不向きな狭い道路に出くわすなど、主要道路の標準的経路を通っていれば簡単に目的地に到達できるはずなのに、とんでもなく時間を費やしてしまうことがある。

 こうした事態に遭遇するのは、Google Mapsカーナビの経路探索が主要道路といえる「標準的な経路」を選択するというよりむしろ「最短経路」を選ぶ傾向にあるように思う。多分、Google Mapsカーナビの経路選択のアルゴリズムが道路幅などを考慮するものでなく全ての道を同じ重みで取り扱かっていることによるものと思う。

 ひとたび袋小路に迷いこむようなことになると「標準的な経路」に復帰するのが難しくなることも多い。スマホのカーナビ画面が分岐点周辺の部分的エリアに限定されるため、目的地とのかかわりで運転者自身の位置を把握するのが難しい。

Google Mapsをカーナビとして効果的に使うには
これまでの私自身の経験から、Google Mapsを効果的に利用する方法を考えてみた。

以下の2点が思い浮かんだ:

  • 道路標識(案内標識)の活用
     主要な道路が分岐するところでは、通常、行き先を示すものあるいは交差点名称を示すもの(通常、案内標識と呼ばれている)が設置されている。こうした案内標識のない分岐点は、迂廻路あるいは裏道への入り口と考えたほうが良い。

     Google Mapsのカーナビで、こうした案内標識のない分岐点において進路の指示がされる場合には、これを無視、やりすごし、「道なり」の道路を選択すべきだ。

     ただ、目的地が近く、住宅地のようないりくんだところでは、道路標識の活用が難しいこともあることに留意すべきだ。

  • 複数端末を利用し周辺地図表示専用のGoogle Mapsの準備
     カーナビの指示をやり過ごしてしまうとか、「迂回路」に入りこんでしまうなど経路選択に失敗した場合には、カーナビ表示ではなく周辺の地図を表示するGoogle Mapsを活用し、本来通行すべき経路からどのように逸脱しているかを把握することが大切だ。

     こうした事態が発生した場合には、ひとまず安全な場所に駐車し、Google Map上の位置情報をたよりに自分の位置を確認するのがよい。Google Mapsのカーナビの指示に従って深みにはまるのは危険だ。

     助手席の同乗者がいる場合には、自分の位置情報を常に把握する状態にできるように助けを借りるのが良い。 

 


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