Archive for August, 2022
8/4の米下院ペロシ議長の訪台を口実に中国は台湾周辺での大規模な軍事演習を行っている。演習は今日まで続けられるようだ。
どうも、ペロシ訪台は中国に利する幼稚な挑発といっていいもののような印象を受ける。自国の力を過信するおば(あ)さんの挑発行為には困惑してしまう。
軍事演習の内容はペロシ訪台に抗議するといったものではなく、ペロシの訪台を口実にこれまで練りこんできた演習を実行に移したということのようだ。
今回の中国演習について 日経電子版(8/7付け)では「中国の軍事演習、台湾封鎖へ布石 中間線無効化狙う」と報じている。
この記事のリード文は以下:
中国の人民解放軍が4日から始めた台湾周辺での大規模演習が7日、終了する。ペロシ米下院議長の台湾訪問に反発して始めたが、演習内容は練り込まれており、以前から周到に準備していた可能性が高い。「台湾封鎖」シナリオが現実味を増した。
「外交努力で平和を守る」という話は聞くが、挑発行為で相手を利するようなことはあってはならない。
ペロシの挑発行為で、「台湾有事」の際に米国が役に立たないことが明らかになったような気がするがいかがだろう。
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昨日(8/6)で、国内感染者があらたに22万7536人の新規感染者が発生、そして累計では1409万5634人になったという。(日経電子版8/622:15更新)
累計感染者を我が国の全人口で割ると11.2%になる。我が国の10人にひとりはコロナ感染を経験したことになっている。
コロナに感染したら、どうすればいいのか?
病院で診察してもらおうと思っても、「コロナ感染者は保健所経由で診察」ということになる。なんのことはない、素人判断で解熱剤でも飲んでしのぎなさいということになっているようだ。
ところが、だ。
日経電子版(8/6 23:00更新)に「解熱剤、コロナ急拡大で品薄 「カロナール」など増産へ」という記事がでていた。この記事のリード文は以下:
新型コロナウイルスの感染者急増を受けて、医療機関や店頭などで解熱鎮痛薬が品薄になっている。あゆみ製薬(東京・中央)は出荷調整をはじめた医療用の主力解熱薬「カロナール」の増産に乗り出すなど、需給が逼迫する中でメーカー各社は増産準備を進めている。ただ、足元の感染拡大には対応できそうにない状況だ。
「医療機関や店頭などで解熱鎮痛薬が品薄」になっているという。
カロナールなんて解熱鎮痛剤は各家庭の「常備薬」のはずだ。我が家では、「家庭内在庫」が品薄になると、かかりつけのお医者さんに処方してもらうことにしている。記事を読むと、お医者さんの処方するものだけでなく、一般薬局の店頭で処方箋を必要としない解熱鎮痛剤も品薄になっているというから驚いてしまう。
医療崩壊は避けなくてはなんて聞くが、なんのことはない、もう末期的な状態になっているようだ。
私のような「老人」は、うちでじっとし、嵐がとおりすぎるのを待つしかなさそうだ。
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Thursday, August 4th, 2022
今日の日経朝刊(8/3付)に「処理水放出、来夏に延期も -東電、きょう設備着工 廃炉を綱渡り-」という記事がでていた。
記事リード文は以下:
東京電力ホールディングスは3日、福島第1原子力発電所の処理水を放出する設備の工事を4日に始める計画を発表した。まず海底トンネルの掘削やタンクをつなぐ配管設置などの作業に入る。廃炉作業に欠かせない処理水の放出に向けて一歩前進した。一方、工事の完了は当初想定した2023年4月中旬から、同年夏ごろまでずれ込む可能性も明らかにした。
それにしても、いろんな意見が飛び交っているのがこの処理水問題。「汚染水」の放出となると大変だけど、セシウムとかストロンチウムとかを除去した主にトリチウムからなる「処理水」なら海洋放出するのが最も適切な方策だ。
こんなことを決心するために何年も右往左往しながらタンクを増やし続けてきたというのにはあきれる。ただ、本当にきちんと処理された「処理水」かどうかは気になるけどね。
むしろ、海洋放出しないで、このまま敷地内にため続けるというのは海洋放出以上に「安全ではない」だろう。そろそろ潮時といったとこだろう。
海洋放出が安全か非安全かということではなく、処理水放出に伴い心配される「風評被害」ということらしいのだが、「風評」というのは安全性という観点では問題ないのに「危ないかも」という気分を流布するグループがいるということなのだろう。
海洋放出以外の方策を考えるべしという主張があるようだけど、トリチウムを除去する技術というのがどんなに大変なことなのか、少しでも考えてみればわかるはずだ。
とにもかくにも、スタートしたことはいいことだ。ぶれないで海洋放出の路線を堅持してほしい。
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