イスラエルのミサイル迎撃システム「アイアンビーム」は5ドル/迎撃
September 21, 2025 – 3:36 pm日経電子版(9/21発信)に「イスラエル、欧州へ武器輸出攻勢 「レーザー迎撃」実戦配備が可能に」という記事がでている。私にとっては、驚くような記事だ。
以下、記事の注目部分を抜粋・転載する:
イスラエル国防省が17日に発表したレーザー照射によるミサイル迎撃システム「アイアンビーム」が各国の防衛関係者に衝撃を広げた。同国の有力軍事企業ラファエル・アドバンスト・ディフェンス・システムズとエルビット・システムズが南部で実施した試験で無人機(ドローン)やロケット弾などの迎撃に成功し、本格的な実戦配備が可能になったという。
1回の迎撃にかかる費用は5ドル(約750円)以下。・・
この「アイアンビーム」の性能がどの程度なのか私にはわからない。しかし、これまでのミサイル防衛システムが1発数百万シェケル(1シェケルは約44円)であることを考えると、この「アイアンビーム」は数百万分の1の費用で迎撃することができるということになり、大変な防衛システムである。
格安の無人機(ドローン)による攻撃が増えている。この無人機攻撃に、いままでのミサイル防衛システムを使うということになると、コスト面で攻撃する側が有利だ。しかし、この「アイアンビーム」で対処することが可能になれば、無人機(ドローン)に対し、効果的に対処することができる。極端な言い方かもしれないが、「夢の防衛システム」といってもよい。
イスラエルのガザへの非人道的な攻撃は目を覆うようなもので、とても許されるものではない。しかし、彼らが実戦のなかで開発し、効果を試してきたという「アイアンビーム」を、わが国も、防御用兵器として導入することは、とても意味のあることではないか、と思ってしまう。
それにしても、夢のような「防衛システム」の存在、本当なのだろうか?