会津地方へ温泉旅行に行ってきた
April 22, 2017 – 2:25 pm桜前線を追って北上、会津地方への1泊2日の温泉旅行に行ってきた。
我が家周辺の桜が散り始めたところ、ゴールデンウィークの喧騒を避けて、満開のはずの会津地方の桜見物を兼ねての温泉旅行。
一般道の福島県をカードライブ:
カーナビの目的地を、会津高松市の東山温泉に、そしてルート選択を「高速道路回避」に、カーナビが指示する一般道をひたすら北上。沿路、車の窓越に、満開の桜を見ながらの約3時間のドライブを楽しんだ。
お昼過ぎに最終目的地のホテル「原瀧」に到着。宿泊の手続きをしたのち、鶴ヶ城など、会津高松市内を観光。夕方は温泉に。
翌朝は、鶴ヶ城に隣接する福島県立博物館を見学、周辺の満開の小彼岸桜を楽しむ。博物館の見学を済ませて、帰路。
帰りも、来た時と同様に、高速道路を回避して、一般道でカードライブ。ただ、往路とは異なるルートを選ぶ。途中、三春町に立ち寄り、7年前に出かけた、「滝桜」を見学。
会津若松市内を観光:
初めて会津若松市を訪れた。想像していた以上に、大きな都市だった。
私の知る会津若松市といえば幕末の戊辰戦争の白虎隊の悲劇。市内観光をした印象をひとことで言うと、会津の人たちの郷土愛を感じさせる都市のような印象を受けた。
まず、桜の名所でもあるという鶴ヶ城にでかけた。右に掲げた写真は、城内の桜を天守閣を背景に撮ったもの。
城内の桜は、満開に一歩手前というところだったが、美しい天守閣を望みながら十分楽しむことができた。
天守閣にのぼって会津市を一望。天守閣からは、残雪の磐梯山をみることができた。
天守閣のなかは、実に、良く整備されており、展示された資料を通じて、歴代の城主、会津若松の歴史を知ることができた。
最近は、どこの観光地にいっても外国人が目立つが、この会津城周辺では、ほとんど目にすることはなかった。落ち着いて、観光できるのはうれしい。
この他、本丸のなかにある麟閣と呼ばれる茶室を見学。なんでも、この茶室、茶道の千家のもとになったというもののようだ。
この麟閣から望む鶴ヶ城天守閣がよかったので、ここから撮った写真を右に掲載しておいた。
その他、お城から車で5分程度にある御薬園 会津松平氏庭園、そして東山温泉に買える途中にあった会津武家屋敷を見学。
御薬園の庭園はこじんまりとしたものであるが、美しい。好感が持てる。
会津武家屋敷は、お城周辺にあった家老の屋敷を観光用に再現したと称するもの。入場料が850円と高額なだけで、民間の見世物という感じで、いい感じがするものではなかった。
東山温泉 ホテル原瀧で宿泊:
宿泊したホテル「原瀧」は東山温泉のある渓谷の奥まったところにあった。
パンフレットによれば、源泉はホテルの自家源泉で、湯量:557l/分、泉質:硫酸塩泉、泉温56.5℃となっている。湯量も豊富で、透明な湯で、実に良い温泉だった。
ホテルの位置は、瀧の流れのすぐ近くにあり、川のせせらぎどころか大きな瀧の音がする。
食事は、一人当たりの宿泊費が13,000円程度ということを考えると、及第点。
好きな温泉、夕食前、就寝前、朝食前の3回にわたって堪能した。実に、良い温泉であった。
福島県立 博物館:
鶴ヶ城天守閣のすぐ近くに「福島県立 博物館」があった。博物館自体の建物も立派であったが、その周辺の桜が満開で実に美しかった。そのときに撮った写真を右に掲げておいた。
この桜、博物館が30年前に建てられたときに長野からもってきた小彼岸桜というもので、全国に広まっているソメイヨシノより色合いが濃いもので、咲く時期も少し早いと聞いた。天守閣周辺のソメイヨシノが5~6分咲だったが、この桜は満開でちょうど見ごろだった。
帰路に就く前に、この桜見物をしなくてはということで開館時間9時30分前に周囲を散策。ついでに、博物館のなかを見学。
鶴ヶ城の天守閣のなかと同じく、実によく整備された博物館だった。
猪苗代湖、三春町を経由しての帰路:
冒頭に書いたように、帰路は往路とは異なるルートをドライブ。
まず、猪苗代湖に。野口英世記念館を見学。立派な記念館で驚く。
それに続いて、三春町で有名な「滝桜」を見学。滝桜を撮った写真を右に掲載する。
三春町には、大震災の前年2010年に、やはり滝桜見学ででかけたことがある。そのときの印象を「三春の滝桜を見てきた」に書いている。
今回の滝桜見学では、一人当たり見学料350円が徴収されていた。前回は、観桜料なんてのは取られなかったのではと思ったのだが。私の勘違いなのかもしれないが・・・。どちらにしても、天然の桜に観桜料なんてのは、あまりいい気分はしなかった。
この桜の巨木には、今回も圧倒されたのだが、正直なところ、少しグロテスクな感じも抱いたのはなぜだろう?
今回の小旅行、1泊2日と短い旅行ではあったが、福島の春と温泉を満喫することができたように思う。
桜が終わった5月下旬には、新緑の美しい山々を眺めることができるだろうなんて思っているところだ。